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美白化粧品は効果で選ぼう!薬剤師がおすすめ有効成分12種を徹底解説

美白化粧品は効果で選ぼう!薬剤師がおすすめ有効成分12種を徹底解説

美白 有効成分マップ 一覧

「シミが気になる」「日に焼けた肌を白くしたい」など、美白に関する悩みはつきませんよね。しかし、いざ美白効果がある化粧品を買おうと思っても、美白を謳う化粧品が多すぎて、どれを選んだらいいかわからない…!今回はそんな声にお答えして、美白化粧品の選び方と、本当に効果がある美白成分を解説します!

編集部・市川
美白効果が期待できる化粧水や乳液ってどうやって選べばいいのでしょうか?本当に効果がある化粧品を知りたいです!

薬剤師・木村さん
美白化粧品を選ぶときに注目したいのが「成分」です。今回は、「ピンポイントで美白したい」「全体的に美白肌を目指したい」「敏感肌で美白を目指したい」「プチプラで美白したい」など、ニーズにあった化粧品の選び方と、おすすめの成分を厳選して紹介しますね!

監修者
h.kimura
h.kimura
薬剤師としてドラッグストアで務めた後、現在はこれまでの勤務経験を活かして化粧品や医薬品、健康食品などについての情報を発信していく、ライターとして活動中。読んだ人をキレイに、健康にできるような記事作りを目指しています。

【薬剤師解説】美白化粧品の選び方のポイント

木村
『美白化粧品』とひとくちに言っても、プチプラのものから1万円を超えるものまで、その種類はさまざま。入っている成分も多岐にわたります。

「なんとなく目についたから」、「有名だから」という理由だけで選んでいては、本当に自分へ合っている美白化粧品はなかなか見つかりません。まずは選び方を押さえておく必要があります。

①有効成分で選ぶ

世の中には10種類以上もの美白成分があります。そんな有効成分を選ぶうえで大切となるのが、それぞれの働きとそれが自分の目的に合っているかどうかを知ること。

成分によって美白へのアプローチ方法が異なるため、目的に合わせて有効成分を選ぶ必要があるでしょう。

②シミの量に合わせて選ぶ

美白成分の中には、顔全体に使うのには向いていないものもあります。たとえば、ハイドロキノンはシミがあるところ以外に使うと、皮膚の色が抜けて白斑のようになってしまうこともあるほか、使用部位の皮が剥けてくることもあります。誤って毎日のように顔全体に使ってしまうと、粉を吹いたように皮がポロポロと剥けてしまうこともあるので、注意しましょう。

顔全体をトーンアップしたいのか、それとも部分的にシミを撃退したいのかによって使い分けが必要です。

③価格で選ぶ

高いからといって化粧品をチビチビ使っていては、成分が肌に浸透しきらないので意味がありません。継続して使えないほど高価なものに手をだすのも、美白効果を実感する前に使用を中止せざるを得なくなり、もったいないです。

肌のターンオーバーにかかる時間は、20代で約28日、30代で約28日、40代で約55日と、年齢によって変わります。ターンオーバーが1周もしないうちに使うのを止めてしまえば、変化を実感するのは厳しいでしょう。長く続けられる価格の美白化粧品を選ぶことも大切です。

美白効果が期待できる有効成分12種まとめ

美白 有効成分マップ 一覧

ピンポイントで美白したい、全体的に美白したい、敏感肌でも肌に優しく美白したい、プチプラで美白を叶えたいなど、人によって目的は違うもの。

それぞれの目的別に、おすすめの有効成分をご紹介していきます!

有効成分①シミをピンポイントで美白したいとき

木村
「ここのシミをなんとかしたい!」と、ターゲットを絞って美白ケアをしたい方は、ハイドロキノンやトレチノインがおすすめです。

ハイドロキノン

強い還元作用を持つ美白成分です。美白化粧品に使用されている成分の中でもっとも効果が高いものだと言えるでしょう。「肌の漂白剤」や「肌のシミ抜き剤」と例えられることもあります。

ドラッグストアでの扱いはあまりなく、主に病院やクリニックでシミ治療に用いられている成分です。メラニンが作られるときに必要なチロシナーゼという酵素の働きを阻害したり、メラニンを作り出す工場であるメラノサイトを壊す働きがあります。

トレチノイン

トレチノインとはビタミンA誘導体の一種です。ビタミンA誘導体は他に、レチノールや酢酸レチノールなどいくつか種類がありますが、その中でもトレチノインは高い効果を持ちます。

ターンオーバーの促進をする働きに優れており、コラーゲンを分泌させたりヒアルロン酸を増やしたりする働きもあることから、美白化粧品としてだけでなくシワ対策ようの化粧品にも配合されている成分です。

有効成分②プチプラで美白を叶えたいとき

木村
プチプラ化粧品は、手が届きやすく継続して使いやすいのが嬉しいですよね。プチプラでも含まれている成分は優秀なものが多くあります。それぞれの働きについて見ていきましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの安定性を保つために構造を少し変えたものです。ビタミンCは安定性が低いことから、壊れにくいように工夫されたビタミンC誘導体ができました。

体内に入るとビタミンCとして働き、メラニンの生成を抑制したりコラーゲンに生成を助けたりします。

ビタミンC誘導体にはさまざまな種類があり、「アスコルビン酸○○」や「○○アスコルビン酸」と表記されているものも、ビタミンC誘導体の仲間です。

アルブチン

アルブチンも有名な美白成分の1つですね。メラニンに対して3つの角度からアプローチしてくれます。もっとも注目されている働きはチロシナーゼを阻害してメラニン色素の生成を抑える働きです。

メラニンはチロシナーゼという酵素の働きによって作られるため、チロシナーゼの働きが阻害されればメラニンも作られなくなります。

メラニン合成にはTRP-1という酵素も関係しており、アルブチンはこちらの酵素の働きも抑えてくれる優れものです。またメラノサイトの樹状突起がメラニンを周りの細胞へ運ぶのも抑えます。

トラネキサム酸

肝斑の治療薬として飲み薬も出ているトラネキサム酸は、メラニンが作られる過程の中でもかなり上流のところでメラニン生成を抑えてくれる成分です。メラニンは肌が刺激を受けることで作られます。

刺激を受けるとプラスミンが生成され、プラスミンがメラノサイトを活性化するとメラニンが生成される仕組みです。トラネキサム酸によってこのプラスミンの働きが抑えられ、メラノサイトの増殖が抑制されることがわかっています。

プラセンタ

プラセンタは胎盤のことです。豚や馬、羊やヒトの胎盤から血液や雑菌を取り除いて精製したものをプラセンタと呼びます。

プラセンタにはミネラルやビタミン類、成長因子や核酸、三大栄養素である糖質や脂質、たんぱく質など豊富な美容成分が含まれていることが特徴です。多くの栄養素を含んだプラセンタが肌のターンオーバーを整えてくれるため、美白にもよいと言われています。

その他(補助的な役割の成分)

補助的な美白有効成分

木村
血流をよくして肌の新陳代謝を整えてくれるビタミンEやニコチン酸アミド、チロシナーゼの働きを邪魔することがわかっているカンゾウエキス、シミを作る指令を邪魔するカモミールエキスなども、美白の補助的成分として使用されています。

ビタミンEはトコフェロールとも呼ばれている成分です。酸化ストレスから肌を守る働きもあることから、さまざまな化粧品に配合されています。

ニコチン酸アミドはナイアシンアミドやビタミンB3とも呼ばれる成分で、メラニンの運搬を抑える働きが認められたことから、2007年に厚生労働省から美白有効成分として認可を受けています。

カンゾウエキスは美白作用の他に炎症を抑える働きも期待されている成分です。カモミラエキスは古くからあるシミを対策するというよりは、シミができないように日常的に使用するものとして働きが期待されています。

有効成分③ハイブランドでリッチに美白したいとき

木村
ワンランク上のハイブランドな美白化粧品は、使っているだけで少し気分が上がりますよね。

リッチな美白化粧品には4MSKやコウジ酸、リノール酸やルシノール、PCE-DPをはじめ、T-AMCHAやD-メラノTM、カモミルETなどプチプラ商品に配合されているものもあります。

4MSK

4MSKは「4-メトキシサリチル酸カリウム塩」とも呼ばれ、医薬部外品としても承認されている成分です。メラニンの生成に必要なチロシナーゼの働きを阻害します。

リノール酸やルシノールもチロシナーゼを阻害することでシミの合成を抑制する成分です。コウジ酸はチロシナーゼを阻害したりキレート作用によりメラニン合成を阻害したりします。

PCE-DP

PCE-DPは、エネルギーの産生に必要なクエン酸回路の活性を高めることで表皮の生まれ変わりを促進する成分です。

T-AMCHA

T-AMCHAとはトラネキサム酸のことですね。少し前まではトラネキサム酸のことT-AMCHAと呼んでいた時期がありました。

メラノサイトを活性化してメラニンの生成を促すプラスミンの働きを抑制します。プチプラからハイブランドのものまで広く使用されている、信頼ある美白成分です。

D-メラノTM

D-メラノTMはニコチン酸アミドのことで、生成されたメラニンが周り細胞へ運搬されるのを防ぎます。

カモミラET

カモミラETはカモミールエキスの別名ですね。こちらはシミを作るように指令を出すエンドセリンの働きを抑えます。

有効成分④荒れ肌・敏感肌でも、肌に優しく美白したいとき

木村
「肌が荒れやすいけど美白は諦めたくない」「できるだけ肌に優しく美白をしたい」など、荒れ肌や敏感肌の方には、トラネキサム酸を配合した美白化粧水がおすすめです。

トラネキサム酸

トラネキサム酸の効果は美白作用だけではないことをご存知でしょうか。

トラネキサム酸は、肌への刺激をメラノサイトへ伝えてメラニンを生成させる、プラスミンの働きを抑制することで美白効果を発揮するものでした。実はこのプラスミン、炎症や痛みを誘発する働きも持っているのです。

肌で炎症が起こると赤く腫れたり、熱を持ってしまいます。トラネキサム酸はプラスミンの働きを抑えることで、メラニンの生成だけでなく炎症も抑えてくれるので、荒れ肌や敏感肌の方でも使いやすい成分なのです。

有効成分⑤肝斑を目立たなくしたい

美白 成分 肝斑

木村
肝斑とは女性ホルモンの乱れや肌への刺激が原因となって、左右の頬骨を中心にできるシミのこと。肝斑のケアにもトラネキサム酸がメインで使用されます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はシミができるメカニズムを上流で食い止めてくれることから、より強力にシミへのアプローチできることが特徴です。

溢れ出てくる水を止めたいのに、蛇口の栓を塞がずに水の出口だけ塞いでも水は漏れてしまいますよね。

これと同じでメラニンの場合も、いくら末端で生成を食い止めようとしたところで、上流でバンバン生成が促進されている限りはなかなか働きを抑えることは難しいのです。そのため肝斑のケアにも積極的に用いられています。

内側からも美白!飲むのにおすすめな成分3種まとめ

美白は外側からのケアよりも、内側からのケアのほうが重要視されることも多いです。私たちが口にしたものから肌が作られると考えれば頷けますね。

飲んで行う肌ケアについて、目的別にそれぞれ見ていきましょう。

全体的にトーンアップしたいとき

木村
いわゆるシミ・ソバカス用のビタミン剤がおすすめです。さまざまなメーカーが商品を販売していますが、ほとんどのものにビタミンCとL-システインが配合されています。

ビタミンC・L-システイン

ビタミンCはメラニンの生成を抑え、L-システインがターンオーバーを整えてメラニンを外へ押し出しすことで、シミ・ソバカスをケアしていくものです。

しっかりとケアをしたいのなら、サプリメントではなく医薬品タイプのビタミン剤を使用しましょう。

医薬品は効能効果がきちんと実証されているので、シミを薄くしたり新しくシミができるのを防ぐことが可能です。

購入するときに気をつけたいのが、それぞれの成分量。L-システインの量はどこのメーカーのものも240mgとなっているものが多いですが、ビタミンCはメーカーによって500~1,200mgと差があるので、注意してください。

肝斑が気になるとき

木村
肝斑の治療薬として、飲むタイプのトラネキサム酸があります。病院で処方してもうらか、ドラッグストアにて購入することで手に入ります。

トラネキサム酸

美白化粧品と同じように、飲むタイプのトラネキサム酸もプラスミンの働きを抑えることで、上流過程においてメラニンの生成を抑制するものです。

ある臨床試験の結果によると、ビタミンCだけを服用した人よりも、ビタミンCと合わせてトラネキサム酸などを服用した方のほうが、肝斑の改善率が約18倍も高いことがわかっています。確実に肝斑を治療したいのなら、飲み薬での治療が効果的でしょう。

参考:トラネキサム酸と肝斑 表2 DH -4243臨床試験結果 ;写真判定(ブライン ド判定)

美白化粧品のQ&A

美白化粧品 女性

市川
最後に、薬剤師の木村さんに美白化粧品について質問していきます!

年齢によっておすすめの美白成分は変わる?

木村
年齢関係なく、どの成分を使っても構いません。

しかし、肝斑が気になる方やホルモンバランスの崩れやすい年代の方はトラネキサム酸の使用をおすすめします。

肝斑やホルモンバランスによるシミは、トラネキサム酸の方がよりアプローチしやすいためです。

美白化粧品は毎日使っても大丈夫? 副作用が心配な成分はどれ?

木村
基本的に、ハイドロキノン以外の美白成分は毎日使用しても大丈夫です。

ハイドロキノンの場合、塗った肌が日光にさらされると、光毒性によってシミがより濃くなってしまうことがあるので注意が必要。

長く外へ出る予定がある場合は使用を避けたほうがよいです。

ビタミンEが高濃度に配合された化粧品も、人によっては毎日使用することで肌がガサガサになることがあるため、様子を見ながら使用したほうがよいでしょう。

複数の成分をとりいれたほうが効果的?

木村
成分によって、メラニン色素へのアプローチ方法は異なります。違うアプローチによって美白していく成分であれば、複数の成分をとり入れたほうが効果的といえるでしょう。

美白ケアは継続が大切なので、諦めずに毎日お手入れをしていくことも重要です。

有効成分をチェックして、自分にあった美白ケアを!

美白成分にはさまざまな種類があり、それぞれあらゆる角度からシミへアプローチしていきます。

自分の目的にあった成分を選んで、途中で諦めずに毎日しっかりとケアしていきましょう!

h.kimura
h.kimura
薬剤師としてドラッグストアで務めた後、現在はこれまでの勤務経験を活かして化粧品や医薬品、健康食品などについての情報を発信していく、ライターとして活動中。読んだ人をキレイに、健康にできるような記事作りを目指しています。
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