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厚労省が認めた美白有効成分16種類+αを徹底解説!

美白成分MAP

美白化粧品は世に溢れてますが、口コミや価格でなんとなく選んでませんか?

ご自身にピッタリな化粧品を探すなら厚労省に認可されている、「美白有効成分」が配合されたものを選んでみましょう!

今回はこの美白有効成分から、16種類+αの成分の効果を解説します。

【成分一覧】厚生労働省が認めた美白有効成分16種類

美白有効成分の認可年表

まずは厚労省が認可している「美白有効成分」16種類とその効果を一覧でご紹介します。

【美白有効成分の認可年表と効果】

成分名 効果
〜1980 プラセンタ 全体的なトーンアップ、シミ・ソバカスの改善など
1989 コウジ酸 チロシナーゼやメラニン合成の阻害によるシミの抑制など
1990 アルブチン TRP-1の阻害によるシミの抑制など
1994 アスコルビルグルコシド(ビタミン誘導体) メラニンの生成を抑制やコラーゲンの生成を助けることによる美白効果など
1997 エラグ酸 チロシナーゼの阻害によるシミの抑制など
1998 ルシノール チロシナーゼの阻害によるシミの合成を抑制など
1999 カモミラET エンドセリンの抑制によるシミの抑制など
2001 リノール酸 チロシナーゼの阻害によるシミの合成を抑制など
2002 トラネキサム酸 プラスミンの抑制による美白効果など。特に肝斑に効果的
2003 4MSK チロシナーゼの阻害によるシミの合成を抑制など
2004 3-O-エチルアスコルビン酸(ビタミン誘導体) 既存シミの還元やシミの予防
2004 AMP ターンオーバー促進によるシミの抑制など
2005 マグノリグナン チロシナーゼの成熟を阻害することによるシミの抑制など
2007 D-メラノTM メラノソームの転送抑制によるシミの抑制など
2009 TXC プラスミンの抑制による美白効果など。特に肝斑に効果的
2019 PCE-DP メラニンの蓄積を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

加えて厚労省の認可は受けていませんが、ハイドロキノントレチノインも美白に効果的と言われる有名な成分です。

しかし美白有効成分といっても、シミを治したい、肝斑を目立たなくしたい、プチプラで美白を叶えたいなど、人によって目的は別々ですよね。

そこでここからは美白有効成分の効果を目的別に分けて解説します。

目的①シミをピンポイントで美白したい

シミをピンポイントで撃退する美白成分

「ここのシミをなんとかしたい!」と、ピンポイントで美白ケアをしたい方は、「ハイドロキノン」や「トレチノイン」などの美白成分がおすすめです。

ハイドロキノン

強い還元作用を持つ美白成分です。美白化粧品に使用されている成分の中でもっとも効果が高いものだと言えるでしょう。「肌の漂白剤」「肌のシミ抜き剤」と例えられることもあります。

そのため顔全体に塗るにはあまり向きません。

ドラッグストアでの扱いはあまりなく、主に病院やクリニックでシミ治療に用いられている成分です。

シミの元になるメラニンが作られるときに必要なチロシナーゼという酵素の働きを阻害したり、メラニンを作り出す工場であるメラノサイトを壊す働きがあります。

トレチノイン

トレチノインとはビタミンA誘導体の一種です。ビタミンA誘導体は他に、レチノールや酢酸レチノールなどいくつか種類がありますが、その中でもトレチノインは高い効果を持ちます。

ターンオーバーの促進をする働きに優れており、コラーゲンを分泌させたりヒアルロン酸を増やしたりする働きもあることから、美白化粧品としてだけでなくシワ対策用の化粧品にも配合されている成分です。

目的②プチプラで美白したい

プチプラな美白成分

プチプラアイテムにも美白有効成分が含まれているものが多くあります。主に「3-O-エチルアスコルビン酸(ビタミンC誘導体)」「トラネキサム酸」「プラセンタ」があげられます。

アスコルビルグルコシド(ビタミンC誘導体)

アスコルビルグルコシドはビタミンC誘導体の一つで、メラニン生成の抑制やコラーゲン生成を助ける効果があります。肌へ馴染みにくく、糖が付いている関係で少しベタツキがあります。

3-O-エチルアスコルビン酸(ビタミンC誘導体)

3-O-エチルアスコルビン酸はビタミンC誘導体の一つで、既存シミの還元やシミの予防効果があります肌の酵素によらず、ダイレクトにビタミンCとしての効果があることから『直接型ビタミンC誘導体』とも表現されています。

トラネキサム酸

肝斑の治療薬として飲み薬も出ているトラネキサム酸は、メラニンが作られる過程の中でもかなり上流のところでメラニン生成を抑えてくれる成分です。

メラニンは肌が刺激を受けることで作られます。刺激を受けるとプラスミンが生成され、プラスミンがメラノサイトを活性化するとメラニンが生成される仕組みです。トラネキサム酸によってこのプラスミンの働きが抑えられ、メラノサイトの増殖が抑制されることがわかっています。

プラセンタ

プラセンタとは、豚や馬、羊やヒトの胎盤から血液や雑菌を取り除いて精製したものをプラセンタと呼びます。

プラセンタにはミネラルやビタミン類、成長因子や核酸、三大栄養素である糖質や脂質、たんぱく質など豊富な美容成分が含まれていることが特徴です。

多くの栄養素を含んだプラセンタが肌のターンオーバーを整えてくれるため、美白にもよいと言われています。

美白効果への補助的な成分

補助的な美白有効成分

ここでは厚労省認定の美白有効成分ではありませんが、美白に効果的と言われるプチプラ化粧品に配合されている成分を紹介します。

アルブチン

アルブチンも有名な美白成分の1つ。メラニンに対して3つの角度からアプローチしてくれます。

もっとも注目されているのは、チロシナーゼを阻害してメラニン色素の生成を抑える働きです。

シミの元となるメラニンは、チロシナーゼという酵素の働きによって作られるため、チロシナーゼの働きが阻害されればメラニンも作られなくなります。

メラニン合成にはTRP-1という酵素も関係しており、アルブチンはこちらの酵素の働きも抑えてくれる優れものです。

ビタミンE

ビタミンEは、トコフェロールとも呼ばれている成分です。酸化ストレスから肌を守る働きもあることから、さまざまな化粧品に配合されています。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドはナイアシンアミドビタミンB3とも呼ばれる成分で、メラニンの運搬を抑える働きが認められたことから、2007年に厚生労働省から美白有効成分として認可を受けています。

カンゾウエキス・カモミラエキス

カンゾウエキスは、美白作用の他に炎症を抑える働きも期待されている成分です。カモミラエキスは古くからあるシミを対策するというよりは、シミができないように日常的に使用するものとして働きが期待されています。

目的③ハイブランドでリッチに美白したい

特許成分などの美白成分

ワンランク上のハイブランドな美白化粧品は、使っているだけで少し気分が上がりますよね。

リッチな美白化粧品には4MSKやコウジ酸、リノール酸やルシノール、PCE-DPをはじめ、T-AMCHAやD-メラノTM、カモミルETなどがあります。

コウジ酸

コウジ酸はチロシナーゼを阻害したり、キレート作用によりメラニン合成を阻害したりします。

エラグ酸

エラグ酸はコウジ酸と同様に、チロシナーゼが働くのに必要な銅原子を奪うことで、チロシナーゼを抑制する効果があります。いちごなどの天然物に含まれています。

カモミラET

カモミラETはカモミールエキスの別名ですね。こちらはシミを作るように指令を出すエンドセリンの働きを抑えます。

4MSK・リノール酸・ルシノール

4MSKは「4-メトキシサリチル酸カリウム塩」とも呼ばれ、医薬部外品としても承認されている成分です。メラニンの生成に必要なチロシナーゼの働きを阻害します。リノール酸やルシノールもチロシナーゼを阻害することでシミの合成を抑制する成分です。

AMP

AMPは別名アデノシン一リン酸といい、大塚製薬が開発した成分です。細胞の代謝を高め、細胞の若返りを促す働きをするので、肝斑を含めたシミだけでなく、ハリやたるみ、シワなどを改善することが実証されています。

マグノリグナン

マグノリグナンチロシナーゼの成熟を阻害することによるシミの抑制などの効果があります。カネボウが独自開発した成分です。

D-メラノTM

D-メラノTMはニコチン酸アミドのことで、生成されたメラニンが周り細胞へ運搬されるのを防ぎます。

PCE-DP

PCE-DPは、エネルギーの産生に必要なクエン酸回路の活性を高めることで表皮の生まれ変わりを促進する成分です。T-AMCHAT-AMCHAとはトラネキサム酸のことですね。少し前まではトラネキサム酸のことT-AMCHAと呼んでいた時期がありました。メラノサイトを活性化してメラニンの生成を促すプラスミンの働きを抑制します。プチプラからハイブランドのものまで広く使用されている、信頼ある美白成分です。

TXC

TXCはプラスミンを抑制し、特に肝斑の方は期待ができそうな成分で、シャネルが独自に開発したものです。

目的④荒れ肌・敏感肌でも美白したい

敏感肌やあれ肌タイプ向けの美白成分 トラネキサム酸

「肌が荒れやすいけど美白は諦めたくない」「できるだけ肌に優しく美白をしたい」など、荒れ肌や敏感肌の方には、炎症も抑えてくれる「トラネキサム酸」を配合した美白化粧品がおすすめです。

トラネキサム酸

トラネキサム酸の効果は美白作用だけではないことをご存知でしょうか。

トラネキサム酸は、肌への刺激をメラノサイトへ伝えてメラニンを生成させる、プラスミンの働きを抑制することで美白効果を発揮するものでした。実はこのプラスミン、炎症や痛みを誘発する働きも持っているのです。

肌で炎症が起こると赤く腫れたり、熱を持ってしまいます。トラネキサム酸はプラスミンの働きを抑えることで、メラニンの生成だけでなく炎症も抑えてくれるので、荒れ肌や敏感肌の方でも使いやすい成分なのです。

目的⑤肝斑を目立たなくしたい

肝斑向けの美白成分 トラネキサム酸

肝斑とは女性ホルモンの乱れや肌への刺激が原因となって、左右の頬骨を中心にできるシミのこと。肝斑のケアにもトラネキサム酸がメインで使用されます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はシミ生成のメカニズムを上流で食い止めてくれることから、より強力にシミへのアプローチできることが特徴です。

メラニンは、いくら末端で生成を食い止めようとしたところで、上流でバンバン生成が促進されている限りはなかなか働きを抑えることは難しいです。そのため肝斑のケアにも積極的に用いられています。



 美白成分配合の化粧品の選び方のポイント

美白成分配合の化粧品はたくさん販売されています。ここでは美白成分配合化粧品のおすすめポイントを紹介します。

美白成分配合化粧品の選び方

①有効成分(美白成分)で選ぶ
②シミの量はどのくらいか
③価格は買えるものか

①有効成分(美白成分)で選ぶ

スペシャル成分表

世の中には10種類以上もの美白成分があります。そんな成分を選ぶうえで大切となるのが、それぞれの働きとそれが自分の目的に合っているかどうかを知ること。

成分によって美白へのアプローチ方法が異なるため、目的に合わせた美白成分を選びましょう。

また、有効成分は厚生労働省に認められた美白有効成分が入っている商品なら信頼度も高く、安心して使えます。

②シミの量に合わせて選ぶ

シミ 美白成分 有効成分

美白成分の中には、顔全体に使うのには向いていないものもあります。

たとえば、ハイドロキノンはシミがあるところ以外に使うと、皮膚の色が抜けて白斑のようになってしまうこともあるほか、使用部位の皮が剥けてくることも。誤って毎日のように顔全体に使ってしまうと、粉を吹いたように皮がポロポロと剥けてしまうこともあるので、注意しましょう。

顔全体をトーンアップしたいのか、それとも部分的にシミを撃退したいのかによって使い分けが必要です。

③価格で選ぶ

シミ 美白成分 有効成分

高いからといって化粧品を少しづつ使っていては、成分が肌に浸透しきらないので意味がありません。継続して使えないほど高価なものに手をだすのも、美白効果を実感する前に使用を中止せざるを得なくなり、もったいないです。

肌のターンオーバーにかかる時間は、20代〜30代で約28日、40代で約55日と、年齢によって変わります。ターンオーバーが1周もしないうちに使うのを止めてしまえば、変化を実感するのは厳しいでしょう。

長く続けられる価格の美白化粧品を選ぶことも大切です。

美白成分をチェックして、自分にあった美白ケアを!

美白有効成分にはさまざまな種類があり、それぞれあらゆる角度からシミへアプローチしていきます。

自分の目的にあった成分を選んで、途中で諦めずに毎日しっかりとケアしていきましょう!

文/薬剤師・木村

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