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ニキビを本気で治すには!?正しい化粧品選びと知識で徹底ケア!

ニキビを本気で治すには!?正しい化粧品選びと知識で徹底ケア!

額ニキビ、顎ニキビ、鼻ニキビ……季節や年齢によって様々な原因で出来てしまうニキビ。そんなニキビに悩まされる方は学生さんから大人の方までとっても多いはず。

ニキビを治したくて洗顔料や治療薬を買ってみたものの、なかなか効果を実感できなかったことはありませんか?

現役薬剤師・二宮先生とニキビ化粧品の選び方からお勉強して、正しい知識でニキビ改善を目指しましょう!

二宮先生
ニキビ用の化粧品って、結構パケ買いしていませんか?

Mafumi
えっ…!(ドキッ)確かに、なんとなく効きそうだな~って思った見た目のものとか、値段で選んじゃいます。

二宮先生
御自身の使っているニキビ化粧水の有効成分って、わかります?

Mafumi
有効成分?意識したことありません……

二宮先生
今回は、商品選びのポイントをお伝えいたします!

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
現役薬剤師として調剤薬局に勤務。過去には漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし漢方薬局でも勤務。現在は化粧品成分検定1級合格を活かし、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。

ニキビ化粧品の選び方

ニキビ選び方

ニキビ化粧品を選ぶポイントは大きく分けて2つあります。

1.ただの化粧品ではなく医薬部外品を選ぶ
2.医薬部外品の有効成分をチェックする

ただの“一般化粧品”ではなく、【医薬部外品】である“薬用化粧品”には【有効成分】という薬用の成分が含まれています。

有効成分というのは化粧品の裏にたいてい書いてある全成分表示において、アステリスクマーク『*』が付いる成分で、なおかつ全成分表示の最初に書いてあります。

それを見れば、医薬部外品である薬用化粧品に、『何と言う薬用成分』が入っているのかが分かります。

Mafumi
でもその肝心な有効成分が、なんなのかよく分かんないんですよね…。

二宮先生
ニキビ化粧品の一般的に使用される有効成分はそんなに多くないので、一緒に見ていきましょう!

ニキビ化粧品の基本的な有効成分

ニキビ有効成分

二宮先生
まずはニキビにどのような効果がある有効成分があるのか、確認しましょう!

薬用成分 はたらき、効果 代表的な化粧品
イソプロピルメチルフェノール (シメン5-オール) 殺菌 オードムーゲ、ペアアクネローション
サリチル酸 炎症を抑える、殺菌、角質軟化 美顔水、プロアクティブ(日本)
グリチルリチン酸ジカリウム 炎症を抑える、消炎、角質軟化 オードムーゲ 、アルビオンスキンコンディショナー 、ペアアクネローション
感光素201
(ピオニン)
殺菌 メンズ美顔水
イオウ 殺菌、角質軟化作用、脱脂作用 ロゼット洗顔パスタ ホワイトダイヤ
ホモスルファミン 殺菌 美顔水
イプシロンーアミノカプロン酸 炎症を抑える メンソレータム アクネスニキビ予防薬用化粧水
トラネキサム酸 炎症を抑える 草花木果アクネ化粧水

Mafumi
ふむふむ…。え、よくニキビ化粧品の宣伝で見るグリチルチリン酸は、ばい菌を殺してくれないの!?

二宮先生
よく配合されている成分ですよね。炎症を和らげる働きですね。

Mafumi
知らなかった……。

二宮先生
こちらの表のように、ニキビ化粧品に含まれる有効成分には様々なものがあります。化粧品によって有効成分が一つ含まれているものもあれば、複数含まれているものもあります。

ニキビ化粧品を切り替えたい時にはぜひ、今までと同じ有効成分のものを選ぶか、違うものを選ぶか、気を付けてみてください。

他にも注目されているニキビに効く化粧品成分

二宮先生
一般的な上記の成分以外にも、このような成分も注目されています!

成分名 特徴
ティーツリーオイル オーストラリアで伝統的に使用されている植物由来の成分
ビタミンC 美白で有名なビタミンCは、抗酸化作用もあり、ニキビにも注目されている
AHA ピーリング成分。毛穴が角質で目詰まりしやすい場合に期待できる
レチノール レチノールはビタミンA。海外ではビタミンA誘導体の一種がニキビ治療薬になっている
アゼライン酸 抗酸化作用があるアゼライン酸。一部の美容皮膚科で購入できる
甘草エキス 甘草エキスには炎症を抑えるグリチルリチン酸が含まれていることがある
どくだみ 日本で古来から傷やオデキに使われる植物

Mafumi
ビタミンCって、ニキビに効くんですか?

二宮先生
尋常性痤瘡(ニキビ)のガイドラインにも載ってますよ。(ただし対象のビタミンCは、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、L-アスコルビン酸-2-リン酸ナトリウム)

Mafumi
ガイドラインって、お医者さんの虎の巻みたいなものでしたっけ?

二宮先生
そのようなものです。ビタミンCとニキビの関係については、あとでまた詳しくご説明しますね。

これらの成分はニキビ化粧品の薬用成分ではないのですが、化粧品のパッケージや説明書に目立つように書かれている場合があります。

他、特徴としてティーツリーオイルはやや独特なにおいがあります。アゼライン酸はむず痒さを感じるかもしれません。AHAなどピーリング成分は肌に合わないと炎症を起こすかもしれません。ピーリング商品はパッケージに書かれた使用頻度を守って使用しましょう。

ニキビ用の洗顔フォームとその成分

二宮先生
洗顔フォームの場合、化粧水のように有効成分の種類はそう多くありません。イソプロピルメチルフェノールやグリチルリチン酸が含まれた商品が主流です。

薬用成分 代表的な洗顔フォーム
イソプロピルメチルフェノール ドクターシーラボ薬用アクネレスソープEX 
ダヴ ニキビケア クリーミー泡洗顔料 
メンズビオレ 薬用アクネケア洗顔
グリチルリチン酸2K ダヴ ニキビケア クリーミー泡洗顔料
ノブ ACアクティブ ウォッシングフォーム
メンズビオレ 薬用アクネケア洗顔
サリチル酸 ノブ ACアクティブ ウォッシングフォーム

Mafumi
洗顔フォームにも有効成分の配合された薬用があるのですね~。

二宮先生
はい。でも表の通り、配合される有効成分の種類はあまり多くないですね。

ニキビとピーリングの関係

ニキビとピーリング

Mafumi
よくニキビにはピーリングが良いと聞きますが、実際の効果はどうなんでしょう…?

二宮先生
毛穴が古い角質で詰まってしまうとニキビができてしまいますが、ピーリングでは角質を和らげ、ターンオーバーを整えることができます。
実際に病院ではディフェリンゲルやペピオゲルという塗り薬で角質のターンオーバーを整え、毛穴が目詰まりしないようにしています。(※海外ではイソトレチノインというビタミンA誘導体の配合された塗り薬も使われます。)

何か市販のものでピーリングを代用するのであれば、ピーリングの成分であるサリチル酸や乳酸、リンゴ酸などで角質を柔らかくすることがおすすめです。しかし、高頻度に行うと肌が炎症を起こしてしまうので、商品に書かれた使用頻度を守るようにしましょう。

ピーリングの代表的な成分

・サリチル酸
グリコール酸
・リンゴ酸
・乳酸
・酒石酸
クエン酸
・フェノール
・トリクロロ酢酸

また、美容皮膚科においてもケミカルピーリングの施術を受けることができます。美容皮膚科で受けるピーリングの場合、浅いしわやニキビ痕に関しても緩和される場合があります。

ただし、ピーリングが合わない方ですと、ニキビが悪化してしまう可能性がありますので、気を付けてください。

ニキビとビタミンCの関係

ニキビとビタミンC

ビタミンCには抗酸化作用があり、赤みのあるニキビに塗って炎症を抑えることができます。また、美白効果で有名なビタミンC誘導体は、ニキビ跡にも効果があります。

お薬ではビタミンCの塗り薬はありませんが、ビタミンCの含まれた化粧品や薬用化粧品ならば販売されています。

先ほど二宮先生が教えてくれたように、『尋常性痤瘡治療ガイドライン2017』という医療従事者が参考にする資料にも、ニキビにビタミンCを塗ることがC1の推奨度で進められています。(※対象のビタミンCは、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、L-アスコルビン酸-2-リン酸ナトリウム)

これはニキビの有効成分として有名なイオウを塗るのと同じ程度の推奨度となります。

Mafumi
ビタミンCって、ニキビやニキビ跡に塗っても効くんですねー!

二宮先生
ビタミンCはニキビに飲んでよし、塗って良し、です!

ニキビ化粧品は男女で使い分けた方がいいか?

ニキビ化粧水は男女で使い分ける?

ニキビ化粧品の有効成分に関して、男女で特別な使い分けは必要ありません。

有効成分以外の面で、メンズラインの方が皮脂予防やにおい対策を重視して作られていることはあります。

ニキビとノンコメドジェニックな化粧品

ノンコメドジェニック

Mafumi
よく、ニキビ化粧品で“ノンコメドジェニック”と聞きますが、どういう意味なのですか?

二宮先生
そもそも“コメド”(日本語で面皰)とは、毛穴の詰まった状態で白ニキビ・黒ニキビと呼ばれる、アクネ菌もそこまで増殖していない状態を指します。悪化してアクネ菌が増殖して炎症を起こした状態が赤ニキビです。

化粧品によっては油分などの成分によりこのコメドが出来やすくなってしまうものがあるため、あらかじめ、コメドが出来にくい商品かどうかテストすることがあります。そのテストに合格した化粧品に“ノンコメドジェニック”という表現をすることができます。毛穴のつまりや白ニキビ、黒ニキビが普段から気になる方はこのノンコメドジェニックな化粧品を選ぶのもおすすめです。

しかし、このテストは義務付けられているわけではないため、ノンコメドジェニックの表記がなくてもコメドが出来にくい化粧品が混ざっている可能性もあります。

Mafumi
任意なテストってわけですか……。統一性には欠けますね。

二宮先生
そうなんですよね……。

マラセチア毛包炎と、ニキビ

マラセチア毛包炎

Mafumi
ん?マラセチア毛包炎って、なんですか?

二宮先生
ニキビみたいな赤いブツブツが毛穴にできるんですよ。ニキビかと思って治療してみるもののなかなか治らない……そんな場合は、マセラチア毛包炎かもしれません!

ニキビと違い、原因の菌がアクネ菌ではなくてマラセチア菌という真菌(カビ)なのです!

Mafumi
え、カビでブツブツができるの!?

二宮先生
それぞれの違いを説明いたします!

原因菌 対策
一般的なニキビ菌 細菌 細菌に効く成分を使う
細菌以外の可能性 真菌(カビ菌) 真菌に効く成分を使う

ニキビとよく似た症状のマラセチア毛包炎を、ニキビ治療で対応している場合があります。しかし、マラセチア毛包炎は真菌というカビ菌が原因なので、カビ菌に効く成分を使わないとよくなりません。

市販のもので対応するのであれば“ミコゾナール”という真菌に効果的な成分が入った『コラージュフルフル液体石鹸、泡石鹸』といった薬用せっけんを使うことをおすすめします。

また、病院を受診すれば抗真菌薬の塗り薬などを処方されることもあります。

背中ニキビやデコルテのニキビは、顔にできるニキビと一緒?

二宮先生から解説があったように、胸や背中にできるニキビはお顔にできるニキビと同じ原因菌の場合もありますが、先ほどお話しした毛包炎である可能性があります。

毛包炎は一般細菌が原因の場合もありますが、真菌というカビ菌が原因になることもありますので、場合によっては抗真菌薬が必要になります。

なかなか治らないニキビは毛包炎である可能性もあり、使用する薬も異なります。

“ミコゾナール”や“ケトコナゾール”などの抗真菌成分が有効なこともあります。

まとめ

今回は二宮先生にニキビ化粧品の正しい選び方から、ニキビを治すための様々な知識を教えていただきました。ニキビやニキビ跡にお悩みの方はぜひ、化粧水や洗顔料選びの参考にしていただければ幸いです!

Mafumi
Mafumi
日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュ
AJESTHE美肌エキスパート®
美容メディア中心に、webライターとして活動してます。
ニキビ肌が緩和したことがきっかけで、スキンケア・化粧品成分の勉強が大好きになりました。
音楽と読書と旅行が趣味です♪
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