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ニキビを本気で治すには!?正しい化粧品選びと知識で徹底ケア!

額ニキビ、顎ニキビ、鼻ニキビ……色々なニキビを治したくて洗顔料や治療薬を買ってみたものの、なかなか効果を実感できなかったことはありませんか?

今回は現役薬剤師・二宮先生とニキビ化粧品の選び方からお勉強して、正しい知識でニキビ改善を目指しましょう!

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コスメコンシェルジュ・コスメライター
島田 史
島田 史
シマダ フミ
・日本化粧品検定1級・コスメコンシェルジュ
・化粧品成分上級スペシャリスト/化粧品成分検定1級
・AJESTHE美肌エキスパート®
・ナチュラルビューティースタイリスト検定

メディアを中心に多くの媒体でライター・美容研究家として活動中。

化粧品成分が大好きな敏感肌。
専門性を交えた記事の執筆、敏感肌に優しいスキンケアの探索など、成分の可能性を日々追求。

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監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
薬剤師、漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし、調剤薬局や漢方薬局での勤務経験から、医薬品や漢方薬を詳しくわかりやすく解説。現在は化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストとしても活動し、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。

ニキビの原因は?

ニキビ 女性

二宮先生
ニキビの原因は一般的に、お肌のターンオーバーが乱れて毛穴に老廃物がつまることや、皮脂が過剰に分泌されて炎症をおこしてしまうこと、ニキビ菌が繁殖してしまうことが原因とされています。

ターンオーバーの乱れや皮脂過剰の原因として【ストレス(男性ホルモンの分泌)・乾燥・食生活の乱れ】などがあげられます。20歳前後までは思春期ニキビと呼ばれ、Tゾーン(おでこや鼻の周り)にできやすくなります。

20歳以降は大人ニキビと呼ばれ、顎や口の周りにできやすくなります。

ニキビの種類別ケア方法

ニキビは悪い状況が続くと、炎症が悪化していきます。ご自身のニキビがどの段階か確認しておきましょう。

白ニキビ(初期)→黒ニキビ(酸化)→赤ニキビ(炎症)→黄ニキビ(膿)

ニキビの種類別特徴・ケア

白ニキビ(初期段階)

白ニキビはニキビの初期段階と言われており、皮脂などがつまり毛穴に老廃物が溜まっている状態なので皮膚が白くもり上がっているため白ニキビと言われています。

痛みや腫れなどは比較的少ない症状ですが初期段階であるため進行してしまうと炎症の恐れがあるので早めにケアをしていきましょう。角質を柔らかくし皮脂がつまりずらくなるケアを心がけましょう。

黒ニキビ(酸化)

白ニキビが進行し、酸化してしまった状態が黒ニキビと言われています。

毛穴が開いてしまうことで皮脂が表面にでてしまい空気に触れることで酸化をおこし黒ニキビとなってしまいます。

Tゾーンなどの皮脂が多い箇所に見られやすく、炎症はまだ見られませんが、放置しておくと白ニキビ同様炎症に繋がるので注意が必要です。

刺激が少なく皮脂をやさしく取り除いてくれるものや、古い角質を落としていくようなケアをしていきましょう。

赤ニキビ(炎症)

白ニキビ、黒ニキビの段階で一番恐れていたこと、、それが〝赤ニキビ〟です。

毛穴に過剰な皮脂がつまり、ニキビの原因となるアクネ菌が増えてしまうことなどが原因で炎症がおきます。

赤ニキビができてしまったらできるだけ触らずターンオーバーを活性化するために角質ケアできるものやピーリングなどをするのが良いといえるでしょう。

黄ニキビ(膿がたまっている)

赤ニキビの状態がさらに悪化しアクネ菌が増殖し膿をもった状態を黄色い膿が見えることから黄ニキビと呼ばれています。

赤ニキビから黄ニキビへ症状が悪化してしまったものは治りずらくなっていて、跡になりやすいので注意が必要です。

黄色ニキビの場合膿が溜まっているので気になるかとは思いますが絶対に潰さず、ケアなども低刺激なものを選び刺激を与えないように気をつけましょう。

また油分でニキビが悪化してしまうと思い保湿不足になるのも悪化の原因になります。肌が乾燥してしまうと肌を守ろうと角層を過剰に作ってしまい毛穴をつまらせる原因となってしまいます。

ニキビ化粧品の選び方

ニキビ選び方

ニキビ化粧品を選ぶポイントは大きく分けて2つあります。

1.ただの化粧品ではなく医薬部外品を選ぶ
2.医薬部外品の有効成分をチェックする

ただの“一般化粧品”ではなく、【医薬部外品】である“薬用化粧品”には【有効成分】という薬用の成分が含まれています。

有効成分というのは化粧品の裏にたいてい書いてある全成分表示において、アステリスクマーク『*』が付いる成分で、なおかつ全成分表示の最初に書いてあります。

それを見れば、医薬部外品である薬用化粧品に、『何と言う薬用成分』が入っているのかが分かります。

ニキビ化粧品の基本的な有効成分

ニキビ有効成分

二宮先生
まずはニキビにどのような効果がある有効成分があるのか、確認しましょう!

薬用成分 はたらき、効果 代表的な化粧品
イソプロピルメチルフェノール (シメン-5-オール) 殺菌 オードムーゲ、ペアアクネローション
サリチル酸 炎症を抑える、殺菌、角質軟化 美顔水、プロアクティブ(日本)
グリチルリチン酸ジカリウム 炎症を抑える、消炎、角質軟化 オードムーゲ 、アルビオンスキンコンディショナー 、ペアアクネローション
感光素201
(ピオニン)
殺菌 メンズ美顔水
イオウ 殺菌、角質軟化作用、脱脂作用 ロゼット洗顔パスタ ホワイトダイヤ
ホモスルファミン 殺菌 美顔水
ε-アミノカプロン酸 炎症を抑える メンソレータム アクネスニキビ予防薬用化粧水
トラネキサム酸 炎症を抑える 草花木果アクネ化粧水

Mafumi
よくニキビ化粧品の宣伝で見るグリチルチリン酸は、殺菌ではなく抗炎症成分なんですね。

二宮先生
炎症を和らげる成分ですね。こちらの表のように、ニキビ化粧品に含まれる有効成分には様々なものがあります。化粧品によって有効成分が一つ含まれているものもあれば、複数含まれているものもあります。

ニキビ化粧品を切り替えたい時にはぜひ、今までと同じ有効成分のものを選ぶか、違うものを選ぶか、気を付けてみてください。

他にも注目されているニキビに効く化粧品成分

二宮先生
一般的な上記の成分以外にも、このような成分も注目されています!

成分名 特徴
ティーツリーオイル オーストラリアで伝統的に使用されている植物由来の成分
ビタミンC 美白で有名なビタミンCは、抗酸化作用もあり、ニキビにも注目されている
AHA ピーリング成分。毛穴が角質で目詰まりしやすい場合に期待できる
レチノール レチノールはビタミンA。海外ではビタミンA誘導体の一種がニキビ治療薬になっている
アゼライン酸 抗酸化作用があるアゼライン酸。一部の美容皮膚科で購入できる
甘草エキス 甘草エキスには炎症を抑えるグリチルリチン酸が含まれていることがある
どくだみ 日本で古来から傷やオデキに使われる植物

Mafumi
ビタミンCって、ニキビに効くんですか?

二宮先生
そうですね!ビタミンCとニキビの関係については、あとでまた詳しくご説明しますね。

これらの成分はニキビ化粧品の有効成分ではないのですが、化粧品のパッケージや説明書に目立つように書かれている場合があります。

ニキビ用の洗顔フォームとその成分

二宮先生
洗顔フォームの場合、化粧水のように有効成分の種類はそう多くありません。イソプロピルメチルフェノールやグリチルリチン酸が含まれた商品が主流です。

薬用成分 代表的な洗顔フォーム
イソプロピルメチルフェノール ドクターシーラボ薬用アクネレスソープEX 
ダヴ ニキビケア クリーミー泡洗顔料 
メンズビオレ 薬用アクネケア洗顔
グリチルリチン酸2K ダヴ ニキビケア クリーミー泡洗顔料
ノブ ACアクティブ ウォッシングフォーム
メンズビオレ 薬用アクネケア洗顔
サリチル酸 ノブ ACアクティブ ウォッシングフォーム

Mafumi
洗顔フォームにも有効成分の配合された薬用があるのですね~。

二宮先生
はい。でも表の通り、配合される有効成分の種類はあまり多くないですね。

ニキビとピーリングの関係

ニキビとピーリング

Mafumi
よくニキビにはピーリングが良いと聞きますが、実際の効果はどうなんでしょう…?

二宮先生
毛穴が古い角質で詰まってしまうとニキビができてしまいますが、ピーリングでは角質を和らげ、ターンオーバーを整えることができます。
実際に病院ではディフェリンゲルやペピオゲルという塗り薬で角質のターンオーバーを整え、毛穴が目詰まりしないようにしています。(※海外ではイソトレチノインというビタミンA誘導体の配合された塗り薬も使われます。)

何か市販のものでピーリングを代用するのであれば、ピーリングの成分であるサリチル酸や乳酸、リンゴ酸などで角質を柔らかくすることがおすすめです。しかし、高頻度に行うと肌が炎症を起こしてしまうので、商品に書かれた使用頻度を守るようにしましょう。

ピーリングの代表的な成分

・サリチル酸
・グリコール酸
・リンゴ酸
・乳酸
・酒石酸
・クエン酸
・フェノール
・トリクロロ酢酸

また、美容皮膚科においてもケミカルピーリングの施術を受けることができます。美容皮膚科で受けるピーリングの場合、浅いしわやニキビ痕に関しても緩和される場合があります。

ただし、ピーリングが合わない方ですと、ニキビが悪化してしまう可能性がありますので、気を付けてください。

ニキビとビタミンCの関係

ニキビとビタミンC

ビタミンCには抗酸化作用があり、赤みのあるニキビに塗って炎症を抑えることができます。また、美白効果で有名なビタミンC誘導体は、ニキビ跡にも効果があります。

お薬ではビタミンCの塗り薬はありませんが、ビタミンCの含まれた化粧品や薬用化粧品ならば販売されています。

『尋常性痤瘡治療ガイドライン2017』という医療従事者が参考にする資料にも、ニキビにビタミンCを塗ることがC1の推奨度で進められています。(※対象のビタミンCは、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、L-アスコルビン酸-2-リン酸ナトリウム)

これはニキビの有効成分として有名なイオウを塗るのと同じ程度の推奨度となります。

Mafumi
ビタミンCって、ニキビやニキビ跡に塗っても効くんですね!

二宮先生
ビタミンCはニキビに飲んでよし、塗って良し、です!

ニキビとノンコメドジェニックな化粧品

ノンコメドジェニック

Mafumi
よく、ニキビ化粧品で“ノンコメドジェニック”と聞きますが、どういう意味なのですか?

二宮先生
そもそも“コメド”(日本語で面皰)とは、毛穴の詰まった状態で白ニキビ・黒ニキビと呼ばれる、アクネ菌もそこまで増殖していない状態を指します。悪化してアクネ菌が増殖して炎症を起こした状態が赤ニキビです。

化粧品によっては油分などの成分によりこのコメドが出来やすくなってしまうものがあるため、あらかじめ、コメドが出来にくい商品かどうかテストすることがあります。そのテストに合格した化粧品に“ノンコメドジェニック”という表現をすることができます。毛穴のつまりや白ニキビ、黒ニキビが普段から気になる方はこのノンコメドジェニックな化粧品を選ぶのもおすすめです。

しかし、このテストは義務付けられているわけではないため、ノンコメドジェニックの表記がなくてもコメドが出来にくい化粧品が混ざっている可能性もあります。

マラセチア毛包炎と、ニキビ

マラセチア毛包炎

Mafumi
ん?マラセチア毛包炎って、なんですか?

二宮先生
ニキビみたいな赤いブツブツが毛穴にできるんですよ。ニキビかと思って治療してみるもののなかなか治らない……そんな場合は、マセラチア毛包炎かもしれません!

ニキビと違い、原因の菌がアクネ菌ではなくてマラセチア菌という真菌(カビ)なのです!

Mafumi
ブツブツはニキビじゃなくカビのことがあるんですか!?見分け方が難しそうですね。

二宮先生
それぞれの違いを説明いたします!

原因菌 対策
一般的なニキビ菌 細菌 細菌に効く成分を使う
細菌以外の可能性 真菌(カビ菌) 真菌に効く成分を使う

ニキビとよく似た症状のマラセチア毛包炎を、ニキビ治療で対応している場合があります。しかし、マラセチア毛包炎は真菌というカビ菌が原因なので、カビ菌に効く成分を使わないとよくなりません。

市販のもので対応するのであれば“ミコゾナール”という真菌に効果的な成分が入った『コラージュフルフル液体石鹸、泡石鹸』といった薬用せっけんを使うことをおすすめします。

また、病院を受診すれば抗真菌薬の塗り薬などを処方されることもあります。

背中ニキビやデコルテのニキビは、顔にできるニキビと一緒?

二宮先生から解説があったように、胸や背中にできるニキビはお顔にできるニキビと同じ原因菌の場合もありますが、先ほどお話しした毛包炎である可能性があります。

毛包炎は一般細菌が原因の場合もありますが、真菌というカビ菌が原因になることもありますので、場合によっては抗真菌薬が必要になります。

なかなか治らないニキビは毛包炎である可能性もあり、使用する薬も異なります。

“ミコゾナール”や“ケトコナゾール”などの抗真菌成分が有効なこともあります。

ニキビに関するQ&A

ニキビ化粧水は男女で使い分ける?

Mafumi
最後にニキビに関するたくさんの疑問を、二宮先生にお答えいただきます。

ニキビ化粧品は男女で使い分けた方がいいか?

二宮先生
ニキビ化粧品の有効成分に関して、男女で特別な使い分けは必要ありません。有効成分以外の面で、メンズラインの方が皮脂予防やにおい対策を重視して作られていることはあります。

ニキビ対策で、飲むべき薬・サプリの成分にはどんなものがありますか?

二宮先生
ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、荊芥連翹湯、清上防風湯、黄連解毒湯、桂枝茯苓丸加ヨクイニンなどは日頃から服用しておくといいですね。漢方薬に関しては体質によって飲むべきものが異なるので医師や薬剤師さんに相談したうえでお飲み下さい。

ニキビができたら皮膚科に行ったほうが良い?

二宮先生
ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、荊芥連翹湯、清上防風湯、黄連解毒湯、桂枝茯苓丸加ヨクイニンなどは日頃から服用しておくといいですね。

漢方薬に関しては体質によって飲むべきものが異なるので医師や薬剤師さんに相談したうえでお飲み下さい。

便秘の時もニキビができやすいんですか?

二宮先生
たしかに東洋医学では、便秘がひどくなると身体に熱や毒素がたまりニキビができやすくなる、と考えることがあります。漢方薬のなかでも毒素を出すものには多少の下剤が含まれているのはそういった理由からです。

ニキビは洗顔・化粧水・飲み薬、どれが一番効果的ですか?

二宮先生
一番ですか…私は全方位からニキビをケアするのをおすすめしますね。

抗炎症作用のあるものや軽めのピーリング作用のあるもの(洗顔)、殺菌作用のあるもの(化粧水)、塗り薬で角質を柔らかくし化膿を抑え(薬)、抗生物質やビタミン(飲み薬)でケアする、といった具合に。

美容皮膚科であれば、さらに低用量ピルや抗アンドロゲン薬、ケミカルピーリング等も加えることができます。

まとめ

今回は二宮先生にニキビ化粧品の正しい選び方から、ニキビを治すための様々な知識を教えていただきました。ニキビやニキビ跡にお悩みの方はぜひ、化粧水や洗顔料選びの参考にしていただければ幸いです!

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