市販ハイドロキノンクリームおすすめ13選!シミやニキビ跡を美白

できてしまった顔のシミにも効果があることで人気のハイドロキノン。
市販品のハイドロキノンクリームの配合量を比較し、おすすめアイテムのランキングを作成しました。
実際に体験してシミが白くなった様子や、クリームの使い方、効果・副作用もわかりやすく解説します!

目次
- 1 シミの種類に合わせて市販クリームを選ぶ
- 2 編集部のおすすめ市販ハイドロキノンクリーム
- 3 【体験】市販のハイドロキノンクリームを2ヶ月使ってシミが消えた!?
- 4 市販で買える!おすすめハイドロキノンクリームランキング13
- 5 市販ハイドロキノンクリームの選び方!濃度や種類に注目
- 6 市販ハイドロキノンのシミやニキビ跡への効果は?
- 7 赤みやかゆみがでたら?市販ハイドロキノンクリームの副作用
- 8 市販ハイドロキノンクリームの使い方や注意点
- 9 市販ハイドロキノンを乳首や脇、デリケートゾーンに使う場合は注意
- 10 ハイドロキノンクリームはトレチノインと相性良し!市販で買える?
- 11 その他シミやニキビ跡をケアする成分
- 12 市販ハイドロキノンクリームQ&A ほくろは消せる?輸入品は安全?
- 13 市販ハイドロキノンクリームでシミ・ニキビ跡をケアして美肌に
シミの種類に合わせて市販クリームを選ぶ
純ハイドロキノンだとしても、消せるシミ・消せないシミがあります。
ハイドロキノンクリームを使う前に自分の取りたいシミがどんなシミなのか、確認してください。
一言に「シミ」と言っても、さまざまな種類・症状があり、原因によって治療方法も変わってきます。
中にはハイドロキノンクリームでは取り切れないシミもあるので、ご自分のお悩みと照らし合わせてチェックしてみましょう!
シミの種類 | 治療方法 |
大斑型日光黒子(老人性色素斑)
|
5mm以上で濃い茶色、数は少ない
レーザー・ ハイドロキノン ・内服薬・遮光・IPLなどが用いられます。 |
小斑型日光黒子(老人性色素斑)
|
5mm以下で濃い茶色、数が多い
治療にはレーザー・ ハイドロキノン ・内服薬・遮光・IPLなどが用いられます。 |
雀卵斑(そばかす)
|
5mm以下で淡い茶色、数が多い
治療にはレーザーやトラネキサム酸が用いられます。 |
後天性真皮メラノサイトーシス
|
大きさ・形は様々、茶色~青灰色
治療には主にレーザーが用いられ、肝斑と併発しているときはビタミンC・トラネキサム酸・ ハイドロキノン なども処方されます。 |
肝斑
|
左右対称にあり、境界が曖昧
日焼けや妊娠などで増悪することが多く、紫外線対策が重要になります。ビタミンC・トラネキサム酸の内服薬で様子を見ることが多いです。 |
炎症後色素沈着
|
炎症の原因によって色・形は様々。にきび跡や傷跡など
トラネキサム酸、 ハイドロキノン 、ビタミンCが処方されることもあります。 |
編集部のおすすめ市販ハイドロキノンクリーム
ランキングを始める前に、低刺激で浸透力が高い、初めての方におすすめのハイドロキノンクリームを紹介します!
編集部員が実際に体験して、現品の2本目のリピートをするほど気に入っているおすすめクリームです。
【PR】ビーグレン QuSomeホワイトクリーム1.9
出典:公式サイト
ハイドロキノンの配合量は1.9%と低めですが、ビーグレン独自の浸透技術で4%と同等の効果を発揮!
また、日本製・日本人向け処方と安心して使えるのがいいですね。
浸透力も高く刺激が少いので、全顔への使用が可能!
メラニン進行を止める効果が期待できる「オリゴペプチド-68」や、還元作用のあるビタミンC誘導体も配合されているので、トータル的に美白効果が狙えておすすめのクリームです。
ハイドロキノン配合量 | 1.9% |
価格(税抜) | 初回トライアル 1,800円 |
内容量 | 5g |
その他注目成分 | ビタミンC誘導体*、ビタミンE** |
添加物 | 着色料・パラベン無添加 |
*トーンアップ **抗酸化作用
初回のお試しは、断然トライアルセットがおすすめ!
トライアルセットは 7日分の洗顔料、化粧水、ビタミンC美容液、ハイドロキノンクリーム、保湿クリームの5本がセットになって1,800円(税抜)。
【体験】市販のハイドロキノンクリームを2ヶ月使ってシミが消えた!?
「純ハイドロキノン配合量4〜5%のクリームなら2週間~1.5ヶ月程度で効果が出ると言われているけど、本当??」
コスメのテクスチャーや使用感の画像はいっぱい目にするけど、実際の効果があったかどうか?の画像はあまり見た事ないですよね?
理由は個人差と経過観測に時間がかかるからです!(汗)
▲体験したハイドロキノンクリーム「セルピュア」。伸びが良いテクスチャーで使いやすい!
【体験内容】 ・使用者:Liruu編集部として美容について勉強中の26歳女。肌質は混合肌。 |
1ヶ月ハイドロキノンシミ取りチャレンジの結果がこちら!
クリームは1ヶ月は続けて!「2週目」から変化
使い始めて1週目には効果は感じられず「効かないかも?」と不安になりましたが、2週目には、「目立たなくなったね!」と編集部メンバーに言われるほどになりました。
※効果が現れるまでの期間には個人差があります
市販で買える!おすすめハイドロキノンクリームランキング13
それではシミ取りにおすすめの、人気ハイドロキノンクリームランキングをご紹介します。
どれもAmazonなどの通販や薬局などで入手しやすい、人気のクリームばかりです!
今回Liruuでは、以下の2つのポイントで評価をしました。
【2つの評価軸】 ①純ハイドロキノン配合量の濃さ |
※監修者は成分の監修のみを行っており、採点基準に基づいた商品の選定は全てLiruu編集部で行っております。
商品 |
配合量 | 価格 (税抜) |
おすすめ度 |
![]() |
5% | 2,768円 | ![]() |
![]() |
5% | 4,500円 | ![]() |
![]() |
5% | 7,255円 | ![]() |
![]() |
4% | 3,000円 | ![]() |
![]() |
4% | 7,000円 | ![]() |
ランテルノ
【1位】White HQ Cream
出典:公式サイト
ランテルノのホワイトHQクリームは、ハイドロキノン以外に4種類の美白成分と補助成分を配合!
近年注目を集めているビタミンC誘導体の整肌成分「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(別名:APPS)」が入っているのもポイントです。
純ハイドロキノンにしてはプチプラな料金設定も嬉しいところ。セット購入でさらに安くなりますのでおすすめです!
濃度が低くて初心者に使いやすい「White HQ Cream」も、今回ランキングでピックアップしています。
ハイドロキノン配合量 |
5% |
価格(税抜) | 2,768円 |
内容量 | 10g |
添加物 | 着色料・パラベン無添加 |
口コミ
純は肌への刺激が強いとあったので不安になりながらも使ってみましたが。。。どうやら私の肌には合っていた模様!以前使っていたものより目に見えてシミが薄くなりました。ただ一本使っただけでは完全にシミは消えてはくれなかったのですが、リピートしたらいつかは、と期待を持ち2本目を使っています。(楽天)
セルピュア
【2位】ブライトニングクリスタル
出典:公式サイト
セルピュアの純ハイドロキノンクリームはハイドロキノン5%に加え、5種類ものトーンアップ関連・補助成分を配合!
ビタミンC誘導体をはじめ、ビタミンA誘導体・ビタミンE・サリチル酸などが含まれているのもおすすめの理由。
色々なアプローチで、効率的なシミの排出が期待できそうですね!
ハイドロキノン配合量 | 5% |
価格(税抜) | 4,500円 |
内容量 | 12g |
添加物 | 香料・着色料・パラベン無添加 |
口コミ
VELUS
【3位】VELUS HQ White Cream
純ハイドロキノン5%配合の、おすすめハイドロキノンクリーム!
「プラセンタエキス」「ビタミンC誘導体」「ヒアルロン酸」などの保湿成分も含まれているので、美肌ケアもできます。
日本人向けに全て国内にて製造した、高品質なハイドロキノンクリームです。
ハイドロキノン配合量 |
5% |
価格(税抜) | 7,255円 |
内容量 | 15g |
添加物 | 無香料、無着色、パラベンフリー |
口コミ
プラスキレイ
【4位】プラスナノHQ
出典:Amazon
純ハイドロキノン4%に加え、4種のトーンアップ関連・補助成分を配合したおすすめハイドロキノンクリーム!
Amazonなどの通販サイトでも人気の商品ですね。
3種のビタミンがハイドロキノンと協力して、メラニンの生成を抑えてくれます。
シア脂や5種のセラミドで保湿力もしっかりアップ。
ハイドロキノン配合量 |
4% |
価格(税抜) | 3,000円 |
内容量 | 5g |
添加物 | 香料・着色料無添加 |
サンソリット
【5位】ホワイトHQクリーム
出典:Amazon
ハイドロキノンクリームには珍しく、顔全体に使用できるのが特徴の「ホワイトHQクリーム」。
しっかりと純ハイドロキノンのクリームではありますが、通常の乳液やクリームの代わりに、スキンケア感覚で使えそう。顔全体のトーンアップをしたい人におすすめです!
乳酸、リンゴ酸、クエン酸、サリチル酸が含まれていて、角質ケアもできちゃいます。
ハイドロキノン配合量 |
4% |
価格(税抜) | 7,000円 |
内容量 | 30g |
添加物 | 香料・着色料・パラベン無添加 |
ドクターセレスキン
【6位】キノンクリーム
出典:Amazon
ハイドロキノン5%・10%配合の2商品ともに高濃度が魅力の「キノンクリーム」。
パッと見安いとは言えないお値段ですが、ハイドロキノンクリームがたっぷり使える45gの大容量が魅力!
純ハイドロキノンや化粧品安定のため、パラベンが配合されているのは少しマイナスポイント。
ハイドロキノン配合量 |
5% |
価格(税抜) | 12,000円 |
内容量 | 45g |
添加物 | 香料・着色料無添加 |
オハダノビ
【7位】ハダポイントクリームHQ
出典:Amazon
純ハイドロキノンが4%配合されたハイドロキノンクリームです。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなども含まれており、シミだけでなくお肌をきれいに整えたい方にもおすすめのクリーム。
5gと使い切りやすいサイズ感なのもいいですね。パラベンが含まれているので、順位が下がりました。
ハイドロキノン配合量 |
4% |
価格(税抜) | 2,946円 |
内容量 | 5g |
添加物 | 香料・着色料無添加 |
CR-LAB
【8位】ホワイトラーム ハイドロキノン5.0%配合
出典:Amazon
純ハイドロキノンが5%配合されたクリームです。Amazonでかなり評価が高い、人気の商品。
お肌を整えるグロスファクターが含まれています。
5gと使い切りやすいサイズ感、お値段が純ハイドロキノンにしては手頃なところもおすすめです。
ハイドロキノン配合量 |
5% |
価格(税抜) | 2,619円 |
内容量 | 17g |
添加物 | 着色料、パラベン無添加 |
ランテルノ
【9位】White HQ Cream2.5
出典:公式サイト
純ハイドロキノンが2.5%配合されたクリーム「White HQ Cream2.5」。1位のランテルノと同じ人気のメーカーです。Amazonでは見つけることができなかったので、公式サイトでどうぞ!
「White HQ Cream2.5」は、ハイドロキノンを初めて使う方や心配な方にもおすすめのクリームです。
ビタミンC誘導体やビタミンA誘導体、ヒト型セラミドなどの美肌成分が配合されています。
ハイドロキノン配合量 |
2.5% |
価格(税抜) | 2,537円 |
内容量 | 10g |
添加物 | 香料・着色料・パラベン無添加 |
ユーアップ
【10位】ハイドロキノン集中美白クリーム
出典:公式サイト
「ハイドロキノン集中美白クリーム」は、30gで5,000円以下という高コスパが魅力!
顔だけでなくボディにも使えるので、全体的なトーンアップを望む方におすすめのクリームです。
ハイドロキノン配合量 |
3% |
価格(税抜) | 4,455円 |
内容量 | 30g |
添加物 | 着色料・パラベン無添加 |
ロート製薬/Obagi
【11位】オバジHQ ブライトニングナイトセラム
出典:公式サイト
ロート製薬の人気ブランド「Obagi(オバジ)」から発売されているハイドロキノンクリームです。
オバジ独自のナイトコンセントレイション処方で、寝ている間に肌に働きかけてくれます。
店頭で買える純ハイドロキノンのなかでは非常に人気のクリームですが、配合量不明のため、今回はこの順位に。
ハイドロキノン配合量 |
?% |
価格(税抜) | 9,000円 |
内容量 | 10g |
その他注目成分 | ビタミンC*、ビタミンE** |
添加物 | 着色料・パラペン無添加 |
ロート製薬/エピステーム
【12位】HQレーザークリア
出典:公式サイト
「HQレーザークリア」も、ロート製薬から発売されているハイドロキノンクリームです。
アスコルビン酸・トコフェロール・ツボクサエキス (保湿成分)が配合されています。
ハイドロキノン配合量不明のため、この順位となりました。現在Amazonでは確認できないため、公式サイトをチェックしてみてください。
ハイドロキノン配合量 |
?% |
価格(税抜) | 13,000円/6,800円 |
内容量 | 12g/5g |
添加物 | 着色料・パラベン無添加 |
ハイサイド/アンプルール
【13位】ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110
出典:公式サイト
夜専用・ポイント使いタイプのハイドロキノンクリームです。
今回指標にした美白成分は入っていませんが、お肌を整える植物由来エキスを多く配合!
ハイドロキノンの配合量不明のため、低めの順位となりました。
ハイドロキノン配合量 |
?% |
価格(税抜) | 10,000円 |
内容量 | 11ml |
添加物 | 着色料・パラベン無添加 |
市販ハイドロキノンクリームの選び方!濃度や種類に注目
市販品のハイドロキノンクリーム選びで抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
シミ取りクリームとして薬局などでも市販品が販売されていますが、自分に合うクリームを購入して効果を最大限に発揮させましょう!
ハイドロキノンクリームの選び方 ①ハイドロキノンの配合濃度を見る ②配合されたハイドロキノンの種類に注意! ③市販品を買うか、病院で処方してもらうか |
市販クリームの選び方①配合濃度を見る
ハイドロキノンは濃度と効果が出るまでの時間に関係があります。
ただし、濃度が上がるほど刺激が強くなるので、自分の肌と相談して決めましょう。
ハイドロキノンの配合濃度と効果の現れ方
ハイドロキノンクリームを選ぶ際に注目するべきなのは、ハイドロキノンの「配合量(濃度)」です。
ハイドロキノンクリームは、実際に濃度によって効果の現れ方が違うようです。
濃度 | 1~3% | 4~5% | 6%~ |
---|---|---|---|
効果の目安期間 | 1~3ヶ月 | 2週間~3ヶ月 | 2週間~3ヶ月 |
相性の良い肌質 | 敏感肌・初めてハイドロキノンを使う人 | 普通肌・ハイドロキノン治療の経験がある人 | 医師の指導に従う |
シミの状態 | 比較的広範囲のくすみや薄いシミ | 濃いシミ | 医師の指導に従う |
注意点 | UV・保湿対策・白斑の副作用が起こる可能性がある |
※濃度と期間の表:複数医師の回答を集計。
医療機関では4~5%程度の濃度がおすすめされており、それ以上濃度が高くなると、効果よりもお肌へ刺激など副作用のリスクが上がるといわれています。
特に、初めて使う方・お肌が弱い方は最初に1~2%程度の低い濃度からスタートし、刺激が強くないかどうかを確認しましょう。
ハイドロキノン化粧品の多くはトラブル防止のため2%程度までに抑えられています。実際に、アメリカのFDA(日本の厚生労働省のようなもの)の規制でも、2%以上の濃度は医師の監督下により処方されています。
「高濃度の方が効きそう!」と考えがちですが、 赤み・かぶれなど副作用のリスクが高いこと、 海外製品は日本で許可されていない成分を配合している可能性があること、 肌トラブルが生じた際の補償がないといった問題点も……。
副作用のリスクを避けるためにも、まずは国内で入手できる低濃度のクリームから始めるか、信頼できる皮膚科での処方から始めるのをおすすめします。
市販クリームの選び方②ハイドロキノンの種類に注目
ハイドロキノンは以下の2種類に分けられることがあります。
・純ハイドロキノン
・安定型ハイドロキノン
ハイドロキノンは壊れやすい成分のため、壊れにくくしたのが安定型ハイドロキノンですが、効果はマイルド。
また「ハイドロキノン誘導体」というものもありますが、こちらはアルブチンのことです。
純ハイドロキノンは薬事法の改正により、近年ではマツキヨやツルハなどのドラッグストアでも手に入るようになりました。
ハイドロキノンの種類 ・「純ハイドロキノン」と「安定型ハイドロキノン」では、ハイドロキノン濃度が大きく違う可能性がある ・「純ハイドロキノン」と「ハイドロキノン誘導体」は別の成分 |
純ハイドロキノン
純粋なハイドロキノンのことを指します(純がついていない場合もあります)。
その名の通り純粋なハイドロキノンで、高い漂白効果を期待できる一方で、成分の安定性が低く・肌への刺激は強め。多くの場合、皮膚科などで医薬品として処方される場合に使われます。
敏感肌の人は特に注意して使用しましょう。
※「純ハイドロキノン」という呼び方は、「安定型ハイドロキノン」などと区別がつくように使われ始めた言葉であり、化学的な用語ではありません。
安定型ハイドロキノン
純ハイドロキノンに他の成分を混ぜたもので、図のように、ハイドロキノンを他の成分で包むイメージです。
純ハイドロキノンよりも安定性が高く、肌への刺激も抑えられます。
ただし、表記されている濃度(%)が「ハイドロキノン単体」ではなく「ハイドロキノン+安定化のための他の成分」である可能性があります。
その場合、純ハイドロキノンと同じ%表記でも、実はハイドロキノン濃度は低い…ということになります。純ハイドロキノンとの単純な濃度比較には要注意です。
ハイドロキノン誘導体
商品を選ぶ際に気をつけてほしいのが、この「ハイドロキノン誘導体」です。
「ハイドロキノン誘導体」という成分は純ハイドロキノン・安定型ハイドロキノンとは別の成分です。純ハイドロキノンのような皮膚刺激性もない一方、美白のメカニズム・効果もハイドロキノンとは異なります。
代表的なものには「α-アルブチン」という、アルブチンの一種があります。働きとしては、純ハイドロキノンよりもアルブチンに近いと言えます。
市販クリームの選び方③薬局や通販の市販品か、病院で処方してもらうか
ハイドロキノンは皮膚科で医薬品として処方してもらうことができます。
薬局やAmazonなどの通販などで買うのが心配、という方はクリニックで買うのもおすすめですよ!
ハイドロキノンの購入方法と価格
ハイドロキノンクリームはマツキヨやツルハなどのドラッグストアや、バラエティショップなど店頭での市販品のほか、Amazonなどの通販でも人気の商品です。
酸化しやすく、効果や刺激性が変わってしまうという成分特性があるため、安全面を最優先したい人は、皮膚科で医薬品を処方してもらうのがおすすめ。医師の診察のもと、症状や肌質に合わせて処方してもらえるので安心です。
基本的に濃度は4~5%程度、量は5gか10gほどで販売されています。ハイドロキノンを買う場合は保険適用はされず、自費での購入となります。
【参考】皮膚科処方のハイドロキノンクリーム・軟膏の価格
濃度 | 価格(5gあたり) | |
東京皮膚科・形成外科 | ハイドロキノン軟膏5% ハイドロキノン軟膏10% |
2,000円(税抜) 3,000円(税抜) |
広尾プライム皮膚科 | ハイドロキノン軟膏5% ハイドロキノン軟膏10% |
4,600円(税抜) |
東京イセアクリニック銀座院 | ハイドロキノン軟膏5% ハイドロキノン軟膏10% |
5,000円(税抜) |
(※2019年10月編集部調べ)
なお、ハイドロキノンはすべての皮膚科で購入できるわけではありません。取り扱いがない病院もあるほか、場合によっては診察初日ではなく、後日の購入になる場合もあるので気をつけましょう。
「ハイドロキノンクリームによって効果が出た!」と認識できるまでの期間は個人差が大きく、通常でも1~1.5ヶ月程度、早くても2週間と言われています。
また、皮膚の生え替わり期間(若い人で1.5ヶ月、中高年なら2~3ヶ月)を過ぎて長期間使用しても、実はシミを落とすなどの効果はあまり変わりません。
市販ハイドロキノンのシミやニキビ跡への効果は?
ここで、改めてハイドロキノンの効果について確認していきましょう。
ハイドロキノンとは、できてしまったしみを薄くする働きがある成分です。
ハイドロキノンが”シミ取りクリーム”とも称されるのは、このためです。
ハイドロキノンとは?
ハイドロキノンはシミの原因となるメラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の働きをブロックし、メラニン色素の生成を抑制(シミのもとを作らせない)してくれます。
また、シミを薄くする還元作用があるので、できてしまったシミ取りにも効果があります。
シミの原因は、黒色化したメラニンがなかなか排出されず、表皮に蓄積すること。
▼皮膚内でシミが作られる様子
肌のターンオーバーに合わせて、メラニンも徐々に表面に押し上げられて排出されますが、年齢とともに、ターンオーバーは停滞しやすくなり、シミができやすくなります。
ハイドロキノンクリームが市販品でも肌のシミを消せる理由
なぜ美白やシミ取りが可能? ハイドロキノンの作用2つ 1. メラノサイトの活性化抑制によってメラニン色素の産生を減少させる 2. メラニン還元作用を持つ |
メラニン生成のメカニズムを確認しつつ、シミ取りに向けてハイドロキノンがどう働くのかを見ていきましょう。
①メラノサイトの活性化抑制によってメラニン色素の産生を減少させる
メラニン工場の産生効率を落とす! 1. シミのもとは無色透明なアミノ酸(チロシン) 2. 紫外線などの刺激でチロシンはメラニン色素になる 3. ハイドロキノンはチロシンのメラニン色素化を抑制 |
メラニンのもとは無色透明な「チロシン」というアミノ酸。チロシンをドーパ反応などの過程を経てメラニン色素に変化させるのが「メラノサイト」にある酸化酵素「チロシナーゼ」であり、このメラニンが堆積した茶色の箇所を「シミ」と呼んでいます。
メラニン自体はもともと皮膚全体に存在しますが、メラニンが新たに作られるきっかけは紫外線などの刺激です。
表皮のケラチノサイトが外部からの刺激を感知すると、ダメージから肌を守るためにメラノサイトに信号を出し、その細胞内に存在するメラソノーム(メラニンの合成を行う細胞小器官)を増加させます。そして、チロシナーゼを使ってメラニン色素を作らせるのです。
ハイドロキノンの働きは、このチロシナーゼの働きを抑制してくれることです。
つまり、メラノサイトの活性化を抑制する働きによってチロシンが黒色のメラニンに変化するのを防いでくれるというわけです。
②メラニン還元作用を持つ
酸化したメラニンをピカピカに還元! 1. シミはメラニンが酸化することで黒色化する 2. ハイドロキノンは酸化したメラニンを還元して色を薄くする |
ハイドロキノンには、「還元作用」という特有の働きがあり、既にできてしまったシミを薄くする効果が期待できます。
酸化したメラニンを還元してくれる働きのこと。メラニンは、紫外線を浴びてチロシナーゼによって酸化し、黒色化します。
ハイドロキノンは、このように酸化してしまったメラニンを還元して、色を薄くしてくれるのです。
もともとハイドロキノンは、写真の現像に使う還元剤やゴムなどの酸化防止剤として使われる薬品でした。人間の皮膚への美白作用が発見されたのも、写真の現像を手掛ける職人の手が白くなったことがきっかけだったそうですよ。
他の美白成分より効果100倍!
ハイドロキノンの美白効果は、コウジ酸やアルブチンなどの成分の10倍~100倍とも!
他の成分に比べて低い濃度でチロシナーゼの働きを抑えられるという研究結果があります。
*U/well:1つの極小試験管内でチロシナーゼがどれだけ働くかを表した単位
上のグラフは、メラニンを作り出す酵素・チロシナーゼの働きを抑えるのに、ハイドロキノンとアルブチン、コウジ酸、ビタミンCのそれぞれどのくらいの濃度が必要になるかを計測したものです。縦軸の数字が低いほど、チロシナーゼの働きが静かになります。
つまり、メラニンができにくくなるということを表しています。
たとえば、アルブチンの場合濃度が約1.000mM必要なときに、ハイドロキノンなら0.010mMで効果が出る、ということです。
赤みやかゆみがでたら?市販ハイドロキノンクリームの副作用
シミ取りには興味があるけれど、やはり気になるのがハイドロキノンの副作用。
市販品のハイドロキノンクリームは本当に安全なのでしょうか?
赤み、白斑など、ハイドロキノンの副作用として噂されている症状の真偽を解説します。
ハイドロキノンで気になる副作用 ・赤み ・かゆみ、炎症 ・白斑(白斑) |
赤み
ハイドロキノンを塗って24時間以内に赤みが出た場合、濃度が高すぎるか、ハイドロキノン自体が肌に合わない可能性があります。 |
■対処法
赤みが引かないときには、一旦使用を中止して医療機関に相談しましょう。医師の指示によって濃度を下げたり、副作用がおさまらない場合は使用を中止する必要があります。
かゆみ・炎症
肌に合わない、またはハイドロキノンの濃度が高すぎる場合などに、炎症が起こって肌が熱を持ってヒリヒリしたり、かゆみや吹き出物を生じたりすることもあります。
また、ハイドロキノンを塗った肌は敏感になるため、紫外線対策や保湿ケアを怠ると炎症が起こることもあります。 |
■対処法
炎症が出た場合、ハイドロキノンの使用をやめて患部には触らないようにしましょう。
もし患部が熱を持っているときには、保冷剤などで患部を冷やすのもいいでしょう。炎症がシミや黒ずみにつながる「炎症後色素沈着」もあるので注意してください。
白斑
白斑(はくはん)とは、肌の色が抜けて白くなってしまう症状のことですが、一般的なハイドロキノンクリームで白斑が起こる可能性は低いと考えられます。
「ハイドロキノンモノベンジルエーテル」という物質が細胞毒性が強く白斑を起こすことがありますが、ハイドロキノンとハイドロキノンモノベンジルエーテルは全くの別物です。 |
■対処法
濃度5%程度までの純ハイドロキノンは細胞であるメラノサイトを基本的に破壊しないとわかっており、日本におけるハイドロキノンクリームの使用による白斑の報告もほとんどありません。
今回ご紹介したようなハイドロキノンクリーム濃度5パーセント以下の市販品なら、基本的に白斑を起こす可能性は低く、安全であると言われています。
市販ハイドロキノンクリームの使い方や注意点
市販品のハイドロキノンクリームの使い方には、いくつか注意点があります。
皮膚刺激を抑えるためにも、またシミ取り効果をムダにしないためにも注意しておきましょう。
市販ハイドロキノンクリーム使い方の手順
まずは、ハイドロキノンクリームの使い方の手順からご説明します。
ハイドロキノンの使い方 ①クレンジングと洗顔を行う |
市販ハイドロキノンを使うときの注意点
使うときの注意点 ・紫外線対策を必ずする |
紫外線対策を必ずする
ハイドロキノンクリームを使用したら、日中は帽子をかぶる・日焼け止めを塗る・塗布部に絆創膏を貼るなどして紫外線を防ぎましょう。
もともとメラニンは、紫外線が肌の奥まで入ってこないようにバリアする働きを持っています。このメラニンができないようにしてしまうわけですから、肌の防御のために紫外線対策が必要なのです。
紫外線対策を怠ると、効果が出ない、ハイドロキノンクリームの使用前よりもシミ・日焼けが濃くなる、といった可能性があります。
さらには、紫外線によるダメージが防げず炎症を起こしてしまう可能性もあるので要注意です。
劣化しないように保管・使い切る
ハイドロキノンは酸化しやすい成分です。酸化してしまうと別の成分になり、効果が薄まるうえに、皮膚刺激の原因にもなりえます。
そのため、ハイドロキノンクリームは以下の保管方法を心がけましょう。
・高温多湿を避け、涼しくて暗い場所に保管する。冷蔵庫もOK
・蓋はすぐに閉める
・開封後は早めに使い切る、または小さめサイズを買う
ハイドロキノンが古くなって酸化してしまうと、黄色の様な褐色を帯びた色になります。酸化物は皮膚刺激の原因にもなりえます。クリームに限らずハイドロキノン入りの化粧品は保管方法も使用期限も守って使用しましょう。
また、ハイドロキノンはとても変色しやすい成分。保管方法を守っていても多少変色がありますし、保管方法を間違えると変色が進みやすくなります。
変色の進んだハイドロキノンクリームは皮膚刺激の原因になりかねますので、なるべく使用しないようにしましょう。
こういった変色を抑える為に、純ハイドロキノンの安定性を高める工夫や、ビタミンCやビタミンEを一緒に配合することで変色を防ぐ工夫がされているのです。
皮膚刺激に注意する
純ハイドロキノンは強い美白成分です。いきなり5%、10%と濃度の高いクリームを使うのもあまりおすすめできません。お肌に合っているかどうか、1、2%程度のクリームから始めてみましょう。
トレチノインを併用する場合はより注意です。
トレチノインは肌の代謝を上げてシミが排出されやすくなりますので、皮膚科ではよくハイドロキノンと一緒に使われますが、皮膚刺激を感じる場合がありますので注意が必要です。
使用前にパッチテストをする
純ハイドロキノンを使う前には、必ずパッチテストを行いましょう。
ハイドロキノンクリームのパッチテストのやり方 ①前腕または上腕の内側の皮膚に油性マーカーで目印をつける |
1.前腕または上腕の内側の皮膚にパッチテストを行っている部分がわかるように、落ちにくい油性マーカーなどのペンを用いて直径約2cmの印をつけます。洋服などが汚れないよう点で印をつけるとよいでしょう。
肌荒れなどを起こしていると正確な判断ができないため、トラブルのない皮膚を選んでください。
2.その印をした内側に、使用したいハイドロキノンクリームを塗布します。1日2回(朝と晩)スキンケアと同じタイミングで塗布しましょう。石鹸やシャンプーは水で100倍に薄めたものをつけて、1~2分後に洗い流してください。
ハイドロキノンクリームは通常夜に1回使用しますから、パッチテストの場合も夜に1回塗布して下さい。
3.数日間使用後、ハイドロキノンクリームを塗布した部分に赤み・かゆみ・みずぶくれなどの反応がないか、肌状態をチェックします。
(出典:dプログラム)
市販ハイドロキノンを乳首や脇、デリケートゾーンに使う場合は注意
脇やデリケートゾーン、乳首などは摩擦が多く、黒ずみが気になりますよね。
ハイドロキノンクリームは、美容皮膚科で乳首やデリケートゾーンの黒ずみ・色素沈着の治療に使用されることもあります。
ただしこうした部位は皮膚が薄く、刺激に弱いため、自己判断で使用する際は使い方に注意が必要です。
薬局やAmazonなどで購入した市販品のハイドロキノンクリームを使う場合、粘膜部分は避けて、赤みや刺激など少しでも異常を感じたら使用を中止しましょう。
ハイドロキノンクリームはトレチノインと相性良し!市販で買える?
ハイドロキノンクリームのみであまり効果が感じられない場合は、『トレチノイン』と併用するのがおすすめです。
トレチノインは、アメリカのFDA(日本でいう厚生労働省のような公的機関)から、ニキビ・シミ・シワの治療医薬品として承認されている成分です。
トレチノインの主な効果
トレチノインとは、ビタミンA誘導体の一種。トレチノイン自体に美白・漂白作用があるわけではありませんが、ターンオーバーを促す力がとても強いのが特徴的です。その力は、ビタミンAの50〜100倍とも!
自治医科大学形成外科学部門によると、トレチノインは以下のように説明されています。
トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていき、そのときにメラニン色素を一緒に持って上がっていき、2~4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。これがトレチノインの特長です。
(出典:自治医科大学形成外科学門)
ターンオーバーが促されるということは、表皮の古い細胞が早く押し出され、垢となるのを速めるということ。黒くなってしまったシミのある角質細胞が早く押し出されて剥がれ落ちれば、シミも早くなくなる…というわけです。
また、加齢によるシミはターンオーバーの遅れが原因でもあるため、ターンオーバーを促すことはシミの解消に非常に有効です。
ただし、皮膚刺激を感じる場合もあるので、併用する場合は注意してください。
トレチノインの副作用は?
皮膚に赤みが出たり、ボロボロと剥がれたりすることがありますが、これはターンオーバーが強く促されて出ている反応です。
痛みや赤みが強すぎるなどの異常な副作用が場合には、使用を中止し、すぐに診察を受ける必要があります。
また、妊娠中の方・妊娠予定の方には基本的には使わないほうがいい成分です。塗るトレチノインと妊娠中のリスクは因果関係がはっきりしていませんが、ビタミンAを過剰に内服すると、胎児への奇形リスクを高める可能性があることはわかっています。
トレチノインはどこで買える?市販品はある?
日本においては、薬局などの市販品としては販売されていません。
基本的に個々の美容皮膚科ごとに独自にトレチノインクリームやトレチノインゲルを調合し、医薬品として販売しています。
購入にあたっては医師の診察が必要になります。
レチノールとトレチノインって一緒?
トレチノインは、オールトランスレチノイン酸(ATRA:all-trans-Retinoic Acid)の別名でレチノールの化合物となります。
先ほども説明した通り、トレチノインは活性能力がレチノール(ビタミンA)の約50〜100倍と強力なため、そのままの使用は日本では認可されていません。
日本では、米国の製品に改良を加えるなどして使用されます。市販品の保湿クリームなどは、トレチノインの代わりにレチノールを成分として含んでいます。
その他シミやニキビ跡をケアする成分
ハイドロキノンクリーム以外に、シミやニキビ跡のケアにおすすめの成分をいくつかご紹介します。
ハイドロキノンクリームが肌に合わなかった方は、こちらのおすすめ成分も試してみましょう!
シミケアにおすすめな美白成分
アルブチン・トラネキサム酸・ビタミンC誘導体などは、シミ・肝斑の治療にクリニックでも処方されることがある成分です。
アルブチン
シミの向上メラノサイトで働く酵素、「チロシナーゼ」の働きを阻害し、シミの成長を抑制します。
ハイドロキノンと似た構造を持ちますが、比較的刺激が弱く安定性も高いため、市販品のシミケア製品にもよく配合されています。
トラネキサム酸
主に肝斑の治療に用いられる成分で、メラノサイトに働きかけてシミの生成を抑制してくれます。
クリニックでは『トランサミン』という名称の医薬品で処方されており、市販でも『トランシーノⅡ』という錠剤に配合されています。
(『トランシーノホワイト』という製品にはトラネキサム酸が入っていません)
ビタミンC誘導体
ビタミンCの安定性と浸透性を高めた成分が、ビタミンC誘導体です。
メラニンの生成を抑制する作用が期待できます。
ニキビ跡のケアにおすすめな成分
ニキビ跡のケアには、レチノールやビタミンC誘導体がおすすめです。
ただしクレーターのような深いニキビ跡が気になる場合は、これらの成分でケアしつつ、皮膚科への相談をおすすめします。
レチノール
脂溶性のビタミンAの一種です。
コラーゲンの産生促進作用や、ピーリング作用が期待できます。
ビタミンC誘導体
メラニン生成抑制作用のほか、コラーゲン産生作用もあり、傷の修復や肌のハリにも働きかけます。
また炎症が黒ずみなどの色素沈着として残らないようにするために、クリニックで処方されることもあります。
ニキビケアにおすすめな成分
ニキビケアには、抗炎症作用が期待できる成分がおすすめです。
グリチルリチン酸ジカリウム
医薬部外品の有効成分で、強力な消炎作用が期待できます。
ニキビケアの化粧品によく配合されている成分です。
トラネキサム酸
抗炎症作用、抗アレルギー作用が期待できるため、風邪をひいたときの咽頭痛治療に病院で処方されることもあります。
市販ハイドロキノンクリームQ&A ほくろは消せる?輸入品は安全?
市販品のハイドロキノンクリームの効果や安全性など、気になる疑問をQ&A形式で解説します。
ランキングの人気クリームや、安いだけのクリームに飛びつかず、安全なハイドロキノンクリームを正しく使いましょう!
ハイドロキノンクリームは黒ずみには有効?
黒ずみの種類にもよりますが、純ハイドロキノンのクリームも有効です。たとえば、日焼けや摩擦などによる、メラニンが関与しているシミのような黒ずみなら効果が期待できます。
一方、皮脂の酸化による毛穴の黒ずみのようなものは、純ハイドロキノンよりも抗酸化作用のある成分がおすすめですよ。
注意して欲しいのは、顔の中でも目元やデリケートゾーンなどの皮膚が薄いところです。純ハイドロキノンは刺激が強いので、医師に相談して使いましょう。
ハイドロキノンクリームでほくろは消せない?
残念ながら、ハイドロキノン含め、美白化粧品ではほくろは消せないでしょう。
ほくろ取りは、皮膚科での治療がおすすめです。
輸入通販サイトで購入できる、海外製品の市販品クリームは使っても大丈夫ですか?
純ハイドロキノンは、正しく使えばとても美白効果が高いですが、化粧品材料の中では副作用も起こりやすい物質です。
実際に、海外製品を使って健康被害の疑いが出たケース*も過去に報告されているため、不安な方は薬局などで購入できる日本の正規流通品や、クリニックでの処方をおすすめします。
*参考:厚生労働省
市販ハイドロキノンクリームでシミ・ニキビ跡をケアして美肌に
純ハイドロキノンのシミ取り効果や副作用、使い方から、市販品のおすすめハイドロキノンクリームの徹底比較などをご紹介いたしました。
シミや黒ずみ取りをお望みの方は是非一度、おすすめしたハイドロキノンクリームをチェックしてみてくださいね。
文/編集部トヅカ
監修/皮膚科、形成外科医・中野貴光、薬剤師・二宮
参考文献
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版』
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012』
・財団法人化学物質評価研究機関.CERI有害性評価書
・東京健安研セ年報.色素沈着治療剤中のヒドロキノンの安定性
・ロドデノール誘発性脱色素斑 医療者(皮膚科医)向けの診療の手引き
・Biochimica et Biophysica Acta (BBA)
・FDA Approved Drugs Products.Tri-Luma Promo Materials pdf
・和光純薬工業株式会社ヒドロキノン.安全データシート
・薬事日報社.病院薬局製剤