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イソプロピルメチルフェノール

イソプロピルメチルフェノール

別名 ビオゾール、シメン-5-オール、o-シメン-5-オール
配合目的 殺菌剤、皮膚コンディショニング剤、防腐剤
対応するお悩み ニキビ

イソプロピルメチルフェノールはIPMPなどともよばれ、殺菌、消毒の目的でニキビや湿疹用の軟膏やクリーム、医薬部外品である薬用化粧品の成分としてよく用いられている成分です。似たような殺菌剤にはアクリノールやクロルヘキシジングルコン酸塩などがあります。イソプロピルメチルフェノールは臭いも刺激もほぼありません。この成分によってニキビや湿疹が悪化、化膿するのを防ぐ働きがあります。この成分単独で使われることは少なく、他の炎症を抑える成分であるイブプロフェンピコノールや、角質を柔らかくする成分であるイオウなどと一緒に用いられることが多いです。

イソプロピルメチルフェノールは、ニキビ以外にもその殺菌力から、虫刺されのパッチ、痔の炎症をおさる軟膏、口臭・虫歯予防の口腔用殺菌剤、化膿止めの傷薬、体臭予防などの薬用石鹸、手指の消毒剤、腋臭などのデオドラント、薬用歯磨き粉、水虫薬など幅広く使われています。また、荒れ肌用の薬用化粧品にも含まれていることがあります。イソプロピルメチルフェノールのようなフェノール系は様々な菌に効果的で、ニキビの原因となる細菌以外に、水虫などの真菌や、カンジダなどの酵母菌などのしつこい菌にも期待できます。バイオフィルムと言うしつこくこびりつく微生物の汚れにも良く浸透することから、最近では歯周病予防の分野でも注目されています。

ちなみに2016年9月にアメリカで、特定の19成分を含む抗菌石鹸の販売中止を発表しましたが、日本においてもこのこれらの成分が含まれている抗菌石鹸が多くありました。そこで、その販売中止となったトリクロサンなどの成分の代わりによく使用されている成分がこの『イソプロピルメチルフェノール』です。有名な薬用石鹸の商品名はそのままに、実は、薬用成分が水面下で静かにこちらに変更されていることがあります。

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
現役薬剤師として調剤薬局に勤務。過去には漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし漢方薬局でも勤務。現在は化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストとしても活動し、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。
最終更新日:

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