ニキビを漢方で治そう!おすすめ5選からあなたに合うものを!
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配合目的 | 酸化剤、その他 |
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対応するお悩み | ニキビ |
ニキビには『アメリカのプロアクティブがよく効く』と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは『過酸化ベンゾイル』という成分を含有しているという点が大きなポイントです。
ニキビの元となる角線の詰まりを解消する『角質軟化作用』と、毛穴で細菌が増殖してしまうのを解消する『抗菌作用』を両方持ち得るため、ニキビ治療にはとても有効な成分です。
また抗菌作用のメカニズムも従来の抗菌薬よりも優れており、成分由来のフリーラジカルが最近の生存増殖に必要な膜やDNAを壊し、代謝を阻害します。
使い始めの1か月間ほどは、ピリピリとした皮膚刺激や炎症、ピーリングなどが起こりますが、その後は刺激感含め慣れてくる場合が多いです。
日本人の肌はこの刺激を比較的感じやすいと言われていますので注意が必要です。
また、漂白作用があるのでパジャマやシーツに付着すると色が抜ける可能性があるので注意しましょう。
炎症反応が激しくあらわれる方もおり、成分に対するアレルギーなのか許容していい範囲なのか迷った場合は皮膚科に判断を仰ぎ、必要に応じて薬の継続、変更をして貰いましょう。
アメリカではドラッグストアで購入でききる市販薬(OTC)にこの成分を含有しても良いことになっており、その濃さは最大で10%までとされています。
アメリカのプロアクティブ商品には、すべてのラインではありませんが、2.5%の過酸化ベンゾイルが含有されています。
日本では市販薬として使用することのできない成分ですので、日本のプロアクティブには含まれていません。
皮膚科からの処方箋が必要な成分に分類されています。
現在は過酸化ベンゾイル2.5%が単独で含有されている『ベピオゲル2.5%』、過酸化ベンゾイル3%と抗菌薬の合剤『デュアック配合ゲル』、過酸化ベンゾイル2.5%と角化異常を是正する成分の合剤『エピデュオゲル』があります。
ちなみにアメリカのデュアックには、過酸化ベンゾイルが5%配合されています。
かつてニキビ治療は飲む抗菌薬や、塗る抗菌薬が主流でしたが、抗菌薬よりも強い菌であるいわゆる『耐性菌』がニキビ治療においても問題となり、過酸化ベンゾイルやアダパレンなどの毛穴漏斗部を含む角質の異常角化を改善する外用薬が主流になりつつあります。
アメリカでは1960年代よりこの成分が使用されていますが、日本においては2014年12月に承認されました。
慎重な皮膚科の先生はまだ積極的に使用しないこともありますのでご注意ください。
参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版』
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012』
・小澤王春.『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典』
・European Commission.Simple Search
・光井武夫.『新化粧品学 第2版』
・朝田康夫. 『美容の医学 美容皮膚科学辞典』
・宮地良樹ほか.『美容皮膚科学』
・高久史麿ほか.『治療薬マニュアル』
・マルホ株式会社.エピデュオ®︎ゲル
・マルホ株式会社.ベピオ®︎ゲル2.5%
・サンファーマ株式会社.デュアック®︎配合ゲル
・ Stiefel Laboratories, Inc. DUAC (clindamycin phosphate and benzoyl peroxide) Gel, 1.2%/5%