twitter Instagram
ビタミンB

ビタミンB

別名 チアミン、チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンHCl
配合目的 ビタミン類、マスキング剤、皮膚コンディショニング剤
対応するお悩み ざらつき、ゆらぎ肌、ニキビ

ビタミンB2、B6は肌荒れと深い関係にあるビタミンです。

肌に良いビタミンはたくさんあり、抗酸化作用のビタミンCやビタミンE、皮膚を健やかに保ちシミの転送を妨げるナイアシン、皮膚粘膜の健康維持のビオチン、ビタミンB2・B6などがあります。肌荒れの市販薬、チョコラBBにもビタミンB群は豊富に含まれていますし、皮膚科でも肌荒れで受診すると、塗り薬以外にビタミンB2・B6の製品をいくつか処方されることがあります。ビタミンBは食品やサプリメントからも補給できますので、簡単に始められる安心な成分です。

ところでビタミンには『水溶性』と『脂溶性』の二種類があります。
水溶性の方にはビタミンB,C、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンが、脂溶性の方にはビタミンA,D,E,Kがあります。
水溶性は摂りすぎてもお小水で出ていくので深刻な副作用は少ないのですが、脂溶性ビタミンは身体に溜まるので使用量に気を付けます。特に妊娠希望の女性はビタミンAを摂りすぎると赤ちゃんの健康にかかわって来ますので、たかがビタミンと考えないようにしましょう。

ビタミンBは一種類ではありません。いくつか種類があります。必要な種類のビタミンBを摂取するのもいいのですが、ビタミンBがさまざまに複合、配合されたサプリメントの方がバランスが良く、お店でもよく目にします。とりわけお肌の健康維持にはビタミンB2,B5(パントテン酸),B6が大切です。

ビタミンB1はチアミンとも言われます。成分名に『○○チアミン』とついていたらビタミンB1の仲間です。直接的に肌の健康には関わりませんが、間接的に関係してきます。ビタミンB1はアルコール依存症の方や、パンやご飯に甘いものなどの糖質を多く取られている方に不足しがちなビタミンBです。糖質やアミノ酸の一種を代謝する時に補酵素として使われます。かつては栄養状態が悪くてビタミンB1が不足し、脚気という病気が流行りましたが、現代人は飲み会や連日の外食、ファストフード、甘いお菓子の食べ過ぎなど、食の乱れからビタミンB1の供給量が追い付かずに脚気になる場合があります。脚気は全身のだるさや手足の感覚がおかしくなる、心臓の調子が悪くなる、といった症状が出ます。

ビタミンB2はリボフラビンとも言われます。成長を促進する働きや皮膚・粘膜を保護する働きがあり、不足すると成長障害、脂漏性湿疹、口角炎、口内炎、口唇の腫れ、舌の腫れ、皮膚炎、結膜炎、目の異物感、酒さ、にきびの原因となることがあります。皮膚表面だけでなく粘膜にも異常が現れます。ビタミンB2の働きは、糖質、脂質、タンパク質の代謝を補酵素として助けることです。ちなみにビタミン剤を飲んでお小水が黄色くなるのは、このビタミンB2の影響です。サプリメントとして内服できるだけでなく、乳液、ハンドクリームなどにも使用されます。

ビタミンB5はパントテン酸とも言われます。むしろパントテン酸と言われることの方が圧倒的に多いです。不足することで、手足の灼熱感、手足にしびれ、倦怠感、頭痛、不眠、胃部不快感、急性・慢性湿疹、接触性皮膚炎、白髪などが知られています。あまり知名度は高くありませんが、複合ビタミン剤の中などに配合されています。敏感肌やアトピーの方にもよく使用されています。パントテン酸は実は体の中ではコエンザイムQ10の材料になる物質です。コエンザイムQ10は、私たちのエネルギーがたくさん作りだされているミトコンドリアという部分で重要な役割を果たす物質で、現在はアンチエイジング業界、サプリメント業界、スポーツ選手などの間で注目されている成分です。加齢臭とも関係があるという発表もあり肌の健康のみならず、全身の健康に応用される期待されている成分です。

ビタミンB6はピリドキシン、ピリドキサールなどとも言われます。1934年にネズミの抗皮膚炎因子として発見されました。このビタミンB6が不足するとビタミンB2と同じような皮膚炎が起こります。口内炎、舌炎、舌の腫れ、湿疹、脂漏性湿疹、免疫力低下、接触性皮膚炎、口角炎、口唇のひび割れ、ニキビ、アトピー等です。医療用医薬品の臨床試験では規模は小さい試験ですが、脂漏性湿疹に81%で有効でした。ビタミンB2同様に糖質、脂質、タンパク質の代謝を補酵素として助けてくれます。ピリドキシンはサプリメントとして飲むだけでなく化粧水や乳液、ハンドクリームとしても使用されます。

ビタミンB12はメコバラミン、シアノコバラミンとも呼ばれます。主に末梢のしびれなどの神経障害
に使用されます。赤い色のビタミンで、点眼液に含有されることもあります。神経のために使用される成分で、あまり皮膚の代謝には直接的に関与しません。

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
薬剤師、漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし、調剤薬局や漢方薬局での勤務経験から、医薬品や漢方薬を詳しくわかりやすく解説。現在は化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストとしても活動し、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。
最終更新日:

関連するお悩み・症状

Categories

カテゴリー
ページ上部へ戻る