twitter Instagram
アスコルビン酸

アスコルビン酸

別名 ビタミンC
配合目的 ph調整剤、マスキング剤、酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、その他
対応するお悩み 美白

アスコルビン酸はビタミンⅭの別名です。

医療用医薬品、サプリメントとして飲むこともできますし、化粧品として塗ることもできるシミ治療の成分の一つです。日焼けや化粧品かぶれなどで皮膚がヒリヒリと赤くなった後、それがシミになるのを防いでくれます。また、既存のシミをも還元し、肌の色を明るくしてくれる期待ができます。またコラーゲン生成作用もあり、傷の修復や肌のハリにも必要です。食品でしたらにピーマン、ほうれん草、ブロッコリー、レモン、みかん、アセロラ、柿、いちごなどに多く含まれますが、ゆでたり水で洗いすぎてしまうとビタミンCが壊れたり流れ出てしまうので注意しましょう。

アスコルビン酸は安定性が悪く、光や熱、酸素に触れると徐々にその効果を失ってしまいます。医薬品のアスコルビン酸でしたら遮光性の高い容器に入って薬局に入荷し、品質が保たれるように個包装になっていますが、サプリメントには品質保持の細かい決まりがありません。遮光してある容器(茶褐色の瓶や、箱入りの製品)、なおかつできたら個包装のものを選び、自宅でも暗くて涼しい場所に保管し、なおかつ開封後は早めに消費するようにします。

これらの安定性、品質保持の難しさから、『アスコルビン酸誘導体』という安定性や持続性を持たせたアスコルビン酸が出来ました。アスコルビン酸そのものはお肌への浸透が良くありませんので、より浸透性を考慮した『リン酸エステル型の誘導体』や、持続性に優れた『配糖体型の誘導体』を含む製品を、各社オリジナルに研究し配合しています。ですので、アスコルビン酸誘導体と言えども何種類もあるという事です。肌に塗布したのちにアスコルビン酸に戻り効果を発揮しますので、基本的な効果はアスコルビン酸と同様です。

サプリメントとして飲む場合は、一日に飲むビタミンCの量は1000㎎以上、上限2000㎎以上です。もっとも、アスコルビン酸は水溶性ビタミンなので深刻な過剰症の心配はまずありませんが、極端に多く摂取すると下痢や胃部不快感、悪心、嘔吐などの心配があります。

シミにアスコルビン酸が有効であるメカニズムの鍵は『還元』作用です。まずシミ工場であるメラノサイトにて、メラニンができる過程の、ドーパからドーパキノンへの酸化過程を抑制し、色素ができるのを防いでくれます。そして、既存のシミに対しても還元、漂白作用を促進し肌を明るくしてくれることが確認されています。

また、アスコルビン酸は、コラーゲンの生成や増加にも関係しており、アスコルビン酸が足りていない場合、お肌や歯、血管などが弱くなってしまいます。シミ以外にも、肌の小じわや小さなニキビ跡を目立たなくさせるといった治療にも用いられています。
美容皮膚科ではもっぱらイオン導入という方法で、アスコルビン酸をお肌に浸透させます。アスコルビン酸誘導体を塗布後にマイナス電極をあてることで、肌にただ塗布した場合と比べ20倍近く浸透量が増加した報告もあります。

効果はマイルドで、ゆっくりと効いていきます。内服や塗布を継続して2~3か月して効果を感じる方もいますので、飽きずに継続的に使用することが大切です。また、他のシミ治療で炎症が起こった際、それが色素沈着として残らないためにも併用されることが多いものです。アスコルビン酸は単体で使用するのではなく、他のシミ治療と併用されることが多い成分なのです。

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
現役薬剤師として調剤薬局に勤務。過去には漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし漢方薬局でも勤務。現在は化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストとしても活動し、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。
最終更新日:

関連するお悩み・症状

Categories

カテゴリー
ページ上部へ戻る