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【薬剤師解説】アルブチンとはどんな成分?美白効果と副作用は?

【薬剤師解説】アルブチンとはどんな成分?美白効果と副作用は?

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「美白効果がある成分」といえばアルブチン!と言われるほど美白効果の高い成分として有名ですが、一体どんな効果があるの?なぜアルブチンが良いの?アルブチン関する疑問を現役薬剤師の二宮先生と一緒に全て解決していきましょう!

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
現役薬剤師として調剤薬局に勤務。過去には漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし漢方薬局でも勤務。現在は化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストとしても活動し、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。

yuri
アルブチン!聞いたことあります!でも美白効果といっても様々な成分がありますよね?最近聞くものとすればハイドロキノン。なにが違うのでしょうか、、?

二宮先生
そうですね、近年美白効果の高い成分は様々あります。きちんと効果を知って自分にあった成分の商品を使うことでより美白効果が期待できますよ。この記事で詳しくお話ししますね。

yuri
はい。よろしくお願いします!

そもそもアルブチンとは?

クエスチョンマーク 疑問

アルブチンは、厚生労働省により美白に効果が有ると認められた医薬部外品美白有効成分です。

20年以上の歴史を持つ比較的安全な成分で、美白成分の代表格である『ハイドロキノン』と似た構造を持つことも特徴的です。

ハイドロキノンのような強い毒性・刺激もなく、またハイドロキノン特有の光、熱、酸素に弱いというような管理の難しさがないのでドラッグストアやデパートの化粧品売り場で購入することができます。

ちなみにアルブチンは資生堂のホワイテスに含まれる美白有効成分として有名で、別名ハイドロキノン-β-D-グルコピラノシド、4-ヒドロキシフェニル-β-Dグルコピラノシドと言われています。

1990年より資生堂から美白有効成分として承認され、医薬部外品の薬用化粧品として販売されはじめました。

そして2003年に特許が切れ、現在は多くの化粧品に含有されています。

アルブチンには2種類ある?

アルブチンには実は2種類存在し、化学的な構造的において、ハイドロキノンにくっついている糖の向きで『α-アルブチン』、『β-アルブチン』に分けることができます。

天然には基本的にβの形で存在しますので、ただ単にアルブチンという場合はβ-アルブチンを指すことが多いです。

β-アルブチンと比較するとα-アルブチンの方が10倍近く美白に対する効果が高く、安全性も高くなおかつ分解されにくいという研究結果から、大手化粧品メーカーはα-アルブチンを選択的に使用していることが多いです。

アルブチンがシミに効くメカニズム

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①シミの原因であるチロシナーゼの邪魔をする

一つめはチロシナーゼという酵素の阻害です。

アルブチンは、シミを作る工場である『メラノサイト』で活発に働いている酵素、『チロシナーゼ』の働きを邪魔し、シミが成長できないようにします。(「拮抗阻害」と呼ばれる作用です。)

アルブチンがあればあるほど*チロシナーゼの邪魔をできる、という点から、濃度依存的に、アルブチンが濃ければ濃いほど美白に効果的と考えられます。

*ある一定まで

②チロシナーゼと共にシミを進行させるTRP-1の邪魔をする

二つめは、シミの工場『メラノサイト』で働くチロシナーゼとは別の酵素、TRP-1というシミを作る酵素を邪魔する働きです。

TRP-1とはチロシナーゼ関連タンパク-1ともよばれチロシナーゼと同様にチロシナーゼの活性を促進する酵素です。

③シミを作る手助けをしている樹状突起を抑える

三つめは、シミの工場『メラノサイト』が、樹状突起というシミを周りの細胞に出荷するのに必要な『手』が伸びるのを抑えてくれる働きです。この三つのメカニズムでシミを防ぎます。

アルブチンとハイドロキノンの関係

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アルブチン≒ハイドロキノン?

yuri
そういえばネットでアルブチンを調べた時ハイドロキノンってワードが一緒に出てきたのですが、アルブチン≒ハイドロキノンという解釈は正しいですか?

二宮先生
同じ美白効果をもつ美容成分なので出てきやすいかもしれませんね。

ハイドロキノンとアルブチンとの違いはこの後説明していきますが、アルブチンと≒になるものは「ハイドロキノン誘導体」です。

少しややこしく感じるかもしれませんが、ハイドロキノンとグルコースブドウ糖)をα結合させる事でできるのが「αアルブチン」、別名「ハイドロキノン誘導体」になります。

ハイドロキノンからさらに安全性を高め、アルブチンより美白効果が高い(ハイドロキノンよりは低い)ものがハイドロキノン誘導体になります。

美白成分ハイドロキノンとは何が違うの?

シミへの働き方が違う

ハイドロキノンと似た構造のアルブチンはハイドロキノンのように刺激は強くなく、また、作用点も異なります。

簡単に例えるとアルブチンはこれからできるシミ、ソバカスなどの予防に役立ち、ハイドロキノンは既にできてしまったシミ、ソバカスなどを改善する働きがあるとされています。

ハイドロキノンはメラニンというシミを作り出す工場である『メラノサイト』を攻撃する働きをも持っていますが、アルブチンにはそうした効果はありません。

ハイドロキノン誘導体(αアルブチン)の美白のメカニズムもハイドロキノンとは異なっており、αアルブチンが肌の上でハイドロキノンに変化することなく美白に働いていると考えられています。

皮膚刺激や細胞毒性の強さも違う

アルブチンとハイドロキノンとは働き方が異なり、アルブチンはハイドロキノンの様な皮膚刺激や強い細胞毒性はないと考えられています。

ハイドロキノンのような皮膚刺激や強い細胞毒性がないのは、ハイドロキノンという化学的な構造にくっ付いた『グルコース』という糖質がその毒性を緩和しているため、と考えられています。

皮膚刺激や細胞毒性の考えれるハイドロキノンの方が美白効果は強く、アルブチンは安全面が高いですがハイドロキノンに比べると美白効果は劣るといえます。

ハイドロキノンとの併用は可能?

ハイドロキノンと一緒に使うこともできますが、一般的には、ハイドロキノンは美容皮膚科ではターンオーバーを促進するトレチノインを併用することの方が多いですね。

アルブチンに副作用はあるの?

副作用はとくにありませんが、赤みかゆみなどがでたら使用を中止しましょう。

基本的には副作用はなく安心して使える成分といえるでしょう。

教えてLiruu!アルブチンQ&A

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Q.アルブチンが効果的じゃないシミってあるの?

特別これといったものはありません。他の美白成分と大体同じになっています。

Q.美白効果を高める、アルブチンとの併用がおすすめな成分ってありますか?

特別何かと相性がいいわけではありませんが、ビタミンC誘導体トラネキサム酸と一緒に使われていることが多いですね。

Q.アレルギー反応でかぶれたりすることはある?

かぶれやすいという話はあまり耳にしませんが、もしも赤くなったり刺激を感じたりしたらすぐに使用は中止しましょう。

Q.サプリで摂取しても効果はある?

アルブチンはコケモモという植物の中に含まれている成分なので、美容サプリや美容ドリンクに含まれていることがあり、サプリ、ドリンクなどからも効果は感じられるかと思います。

Q.ニキビがある時に使ってもいいの?

ニキビを悪化させるかどうかはわかりませんが、ニキビがあるならばトラネキサム酸の方が美白と抗炎症効果が期待できますのでオススメですね。

Q.ニキビ跡は消える?

ニキビの炎症がシミになってしまっているのであれば跡を改善する効果が期待できるかと思いますが、肌が凹んでしまっている状態を改善する働きはありません。

Q.アルブチンは食べ物でも摂れる?

アルブチンはコケモモ・ウワウルシ・西洋ナシに含まれていますが、飲むことでどれくらい美容効果があるかは不明です。しかし、コケモモは美容サプリに含まれていることがあるので、何らかの美容にいい働きがるのかもしれませんね。

まとめ

シミ・美白に効果的なアルブチン特集、いかがだったでしょうか?お気軽に試せる美白成分で、透明感あふれる美肌を目指しましょう☆

yuri
yuri
スパウェルネス協会認定ビューティーアドバイザー
美容総合検定 スキンケアマイスター
IPSNジュニアビューティシャン国際資格
スパウェルネス協会認定ダイエットプロフェッショナル

専門学校で3年間エステを学び、多数資格取得。ハワイへ留学し美容を学びました。その後エステサロンに勤務、とにかく美容が大好きです♩
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