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オレイン酸

配合目的 エモリエント剤、乳化剤、油剤
対応するお悩み 乾燥

オレイン酸とは

肌にある皮脂膜に多く含まれる油の一つで、オリーブオイルなどにも多く含まれています。

皮脂膜は角質の表面でお肌の水分蒸発を防いだり、菌の繁殖を防いだりする働きがあると考えられていますが、オレイン酸は毛穴の開きや肌荒れに関係することが分かっています。

オレイン酸の効果・働き

他の有効成分が肌の奥まで届きやすくする『経皮吸収促進剤』の働きがあります。

セラミドでできた『ラメラ構造』という角質細胞間脂質の幾層ものキチンとした配列をみだし、バリア機能を壊します。
この壊れたバリア機能の間から、有効成分を浸透させることができるのです。

オレイン酸による肌荒れ

毛穴が目立つ人の皮脂を調べてみると、『不飽和脂肪酸』という皮脂成分が多くなっていることが分かりました。
オレイン酸はこの不飽和脂肪酸です。

研究によると、オレイン酸により惹起された過剰カルシウムイオンが炎症性サイトカインを増加させ、肌荒れ、乾燥、角化異常、炎症を引き起こすことが分かっています。

資生堂はこのオレイン酸による肌荒れを抑制する働きが『グリシルリシン』にあることを発見しています。

オレイン酸を含む製品

オリーブオイルには多くのオレイン酸が5~8割程度含まれています。

ここまでの解説を見て「肌に悪い」と考えてしまうかもしれませんが、オリーブオイルには抗酸化作用のあるビタミンE(トコフェノール)やフラボノイドも含まれています。

抗酸化物質は肌荒れ予防に使用されますので、オレイン酸が経皮吸収促進剤として働いて、肌の奥までビタミンEなどが効く可能性もあります。

オリーブオイルはオレイン酸が多いので肌に悪い、と考えるよりは、オレイン酸は単独で塗ると肌荒れする、と考えた方が良いでしょう。

また、オリーブオイルは飲むことで血中のLDLコレステロールを下げる働きも報告されていますので、メリットも十分にあるオイルです。

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