リパーゼ

リパーゼとは

リパーゼは、脂質のエステルを加水分解する酵素の総称です。

皮脂や食品の油汚れを落としやすくする働きがあるため、洗剤などにも使われています。

リパーゼの効果・働き

皮膚上の古い角質や皮脂は、たんぱく質の結合が分解されると剥がれやすくなる、という特性を持っています。
リパーゼは「脂肪分解酵素」の名の通り、この皮膚上の皮脂にも作用します。

リパーゼを含む製品

皮脂を分解して汚れ、ベタベタ、テカリを落とす目的で、

・洗顔料
・衣料品用洗剤

に多く使われています。

参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版』
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012』
・小澤王春.『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典』
・European Commission.Simple Search
・富士フイルム和光純薬株式会社.【総説】リパーゼの特徴と有効性について
・研究員ヤマダの生活情報レポート.（10）衣類用洗剤に含まれる酵素の働きについて