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サリチル酸

サリチル酸

配合目的 フケ防止剤、ヘアコンディショニング剤、マスキング剤、角質溶解剤、皮膚コンディショニング剤、防腐剤、その他
対応するお悩み ニキビ

サリチル酸は、炎症を和らげる働きからニキビ・荒れ肌用の洗顔フォームや化粧水などに、また、角質を柔らかくする働きからお肌のピーリング剤に使われます。頭皮のかゆみや湿疹用のシャンプーにも含まれることがあります。サリチル酸はコスメだけではなく医薬品としても使われている成分で、ニキビや荒れ肌の塗り薬や、魚の目・角化症の軟膏、筋肉痛の湿布薬としても使われています。

塗り薬:10-35%
化粧水:0.05~0.7%
クリーム、乳液、ハンドクリーム、化粧用油:0.1-1.5%
パック :0.1%
ケミカルピーリング:20~35%
いぼ、魚の目 :10~50%

サリチル酸は、ニキビや荒れ肌用の塗り薬・コスメには0.1~1.5%程度で使用されますが、美容皮膚科で行うケミカルピーリング剤には20~35%と濃いものが使用されます。また、いぼや魚の目にはサリチル酸が50%程度の絆創膏タイプが使われます。サリチル酸の濃さに比例してピリピリとしたお肌への刺激も増します。特にケミカルピーリングを行う時には担当の医師とよく相談するようにしましょう。

サリチル酸は炎症を抑える働きをも持つピーリング剤となるため、ニキビ肌やアトピー肌のピーリング剤としても使われています。サリチル酸はBHAに分類され、乳酸やグリコール酸はAHAに分類されます。ケミカルピーリングではサリチル酸は『サリチル酸エタノール』、『サリチル酸マクロゴール』として使われます。サリチル酸エタノールの方は、肌の奥へ浸透しすぎてしまう懸念はありますが、効果が高いとする意見もあります。サリチル酸マクロゴールは比較的浅い角質層のピーリングに向いています。ピーリング際はその他にもグリコール酸や乳酸等がありますので、お肌の悩み(小じわなのか、ニキビなのか、ニキビ跡なのか、傷跡なのか、くすみなのか、など)に合わせて医師に相談しましょう。また、ピーリング後は肌を太陽光から守るために紫外線ケアをするようにしましょう。

そもそもサリチル酸は、柳の木に含まれる成分です。1819年という昔に、イギリスの神父エドワード・ストーンがサリチル酸に糖のついたものをサリシンと名付けています。柳の木は、かつてはよく爪楊枝の原料に使われていた木です。それは柳の木に含まれるサリチル酸に抗炎症効果が歯の痛みや歯茎の炎症によく効いたためです。昔の挿絵に、爪楊枝を加えている人が描かれていることがありますが、モデルは虫歯だったのかも知れません。

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
現役薬剤師として調剤薬局に勤務。過去には漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし漢方薬局でも勤務。現在は化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストとしても活動し、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。
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