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セラミド

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セラミドとは

油と水の両方に馴染む性質がある代表的な保湿成分の一つで、私たちの健康な角質に存在しています。
現在、多くの保湿用の化粧品にこのセラミドが含有されています。

乾燥肌や肌荒れ、アトピー性皮膚炎との関連が現在研究されています。

セラミドの役割

肌の一番表面である『角質層』はミルフィーユケーキと似た構造をしており、パイ生地部分の『角質細胞』、しっとりしたクリーム部分の『角質細胞間脂質(かくしつさいぼうかんししつ)』が幾重にも重なる層状になっています。

クリームの量が少ないとパサパサして生地がポロポロと剥がれ落ちるように、角質細胞間脂質が少ないとカサカサした角質層となり、ドライスキンとなってしまいます。

このクリームにあたる角質細胞間脂質の主成分が『セラミド』です。

効果・働き

肌のバリア機能と大きな関係があると言われているのがセラミドなどの角質細胞間脂質です。
角質細胞のシート同士にできた空間に特殊な水と油の幾重にも重なる層(ラメラ構造)を作り、肌表面の潤いをコントロールしています。

アシルセラミドとは

近年ではセラミドに『リノール酸』という長い脂肪がついた『アシルセラミド』が、角質細胞間脂質として重要な役割を果たしていることが分かってきました。
このリノール酸からなるアシルセラミドを増やすことが肌の乾燥を防ぎ、バリア機能を高め、肌荒れやアトピー性皮膚炎、乾癬、魚鱗癬の改善の鍵となる、と考えられています。

具体的にはアシルセラミドが作り出すラメラ構造が、強いバリア機能を担っているためと考えられています。

2015年には、アスタリフトで有名な富士フィルムが『ヒト型ナノアシルセラミド』という世界最小で、均一で成分のムラがない、安定した構造の、ナノ化したセラミドの作成に成功し、従来のヒト型アシルセラミドの6倍もの角質浸透を確認しています。

『アスタリフト ジェリー アクアリスタ』という製品に、ヒト型ナノアシルセラミドが含まれています。

セラミドの減少

セラミドは加齢でも減り、また、アトピー性皮膚炎の湿疹部分でも減っていることが分かっています。
他には魚鱗癬などの肌が乾燥しザラつき、うろこのように剥がれやすくなる病気でもセラミドの一種、アシルセラミドがうまく合成されていないことが分かっています。

日常生活においては、強力なボディソープや食器用洗剤などでもセラミドが減少してしまいます。

セラミドを含む製品

減ってしまったセラミドを『外』から補えないか、と考えた企業の一つが花王で、塗布したセラミド様成分が肌にある本来のセラミドと同様に働くということを発見しました。

代表的な製品にキュレルシリーズがあり、このシリーズにはセラミドとよく似た構造の成分が含有されています。

さらに、肌の潤いを保持するためのサプリメントや機能性表示食品としても販売されており、肌の水分量が上がることが報告されています。
機能性食品には、1日当たり1.2mg(1200μg)~1.8mg(1800μg)のセラミドが含有されています。

セラミドの豆知識

同じ保湿成分でもコラーゲンやヒアルロン酸などは、この角質層よりももっと肌の奥にある『真皮』という部分で保湿の主役になっています。

セラミド以外にも大切な天然保湿因子には尿素、アミノ酸、乳酸、クエン酸塩、ピロリドンカルボン酸などがあります。

セラミドの種類

セラミドは肌の角質のみならず全身の細胞にある成分で、種類も数多くあります。

天然には豚赤血球由来、舞茸由来、酪酸菌由来、こんにゃく由来、トウモロコシ由来、ミルク由来米由来、大豆由来、ビート由来、たもぎ茸由来、小麦由来などのセラミドが現在よく使用されています。

これらの由来の違いによって、できてくるセラミドも異なります。
具体的には、セラミドの持つ長い脂肪の足の、長さや折れ曲がり方、枝分かれの形などが変わってきます。

セラミドとユーカリエキス

ユーカリエキスにはセラミドが壊れるのを防ぎ、セラミドのもとになる成分を産生促進する働きが分かっており、保湿化粧品の成分として他の成分と一緒に含有されていることがあります。

さらに新しい研究では、アシルセラミドを私たちの肌が作る上でのキーポイントとなる酵素を作る『遺伝子』が発見されました。
今後は遺伝子レベルでのアシルセラミドの産生増加が期待できるかもしれません。

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