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アルテアエキス

別名 ウスベニタチアオイエキス、ビロウドアオイエキス
配合目的 エモリエント剤、収れん剤、皮膚コンディショニング剤、保湿剤
対応するお悩み 乾燥、日焼け

アルテアエキスとは

おもに美白化粧品の保湿剤として使用される植物由来成分です。

お肌に対しては、皮膚を柔らかくする働きや、保湿作用、炎症を抑える作用、そして美白作用の面で注目されています。

アルテアエキスの効果・働き

美白有効成分のカモミラETと同じメカニズムで働くのではと考えられています。

紫外線などの刺激で、『プロスタグランジン』や『エンドセリン』といった信号が、シミを作っている細胞であるメラノサイトに送られて、シミであるメラニンがたくさん作られるようになります。

この信号の一つである『エンドセリン』の働きを邪魔するのがアルテアエキスです。
カモミラETにも同じ働きがあるので、しばしば一緒に美白化粧品の中に含まれていることがあります。

また、アルテアエキスはハイドロキノンやイソトレチノインなどの様な強い刺激はありまん。

アルテアエキスを含む製品

花王のソフィーナから発売されている純白美白『アルブラン』の成分の一つとしても使われています。

アルテアエキスの豆知識

ビロウドアオイという西洋ハーブの葉や根っこから抽出された成分です。
ビロウドアオイ自体は薬草としても、また、料理にも使うことができます。

民間薬として様々な使い方があり、咽頭炎、胃炎、咳などの改善に使われています。

アルテアエキスのように植物由来の美白にいいのではとされる成分は多く発見されています。
クララ(クジン)のエキスはシミを作る細胞であるメラノサイトを刺激するホルモン(α-MSH)を邪魔します。

ジユ・エキスはメラノサイトの稼働に必要な信号の一つである『エンドセリン』が作られるのを邪魔します。

カンゾウという植物に含まれるグラブリジンは、シミを作る細胞のメラノサイトで働いているチロシナーゼとTRP-2という酵素の邪魔をします。

火棘(カキョク)エキスもまた、チロシナーゼを邪魔する働きがあります。他にもエラグ酸やコウジ酸などあり、しばしば美白化粧品に複合されています。

参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012
・小澤王春.『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
・European Commission.Simple Search
・Akemi KOBAYASHほか.Inhibitory Mechanism of an Extract of Althaea officinalis L. on Endothelin-1-Induced Melanocyte Activation

最終更新日:

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