女性の薄毛・脱毛に使うべきおすすめ成分4選
- アデノシン
- t-フラバノン
- エチニルエストラジオール
- ミノキシジル
- 薄毛(育毛)
配合目的 | 育毛・養毛剤、皮膚コンディショニング剤、保湿剤 |
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対応するお悩み | 薄毛(育毛) |
資生堂『アデノゲン』シリーズに配合されている育毛の有効成分です。
男女ともに細くなった毛髪を太くさせることが期待できます。
また、他のAGA用の飲み薬や塗り薬と一緒に使用することもできます。
アデノシンが薄毛に効くメカニズムは以下のように、大きく3種類あります。
現在、毛髪の成長サイクルには大きく2つのタイプの信号があることが分かっています。
1つは毛髪の成長に必要な信号、そしてもう1つは毛髪の成長を抑制する信号です。
アデノシンはその毛髪の成長に必要な信号の『FGF-7』を産生させます。
2つめは、毛髪の成長期を延長する働きです。
毛髪が細く、そして抜け落ちやすくなる理由は、ヘアサイクルにおいて成長期から退行期へ早くうつってしまうためです。
アデノシンは、この移行を防ぎ、髪の成長期を維持します。
3つめは、血管を広げ、血流を良くする働きです。
髪の成長に必要な栄養をいきわたらせるためにも、血流促進は大切です。
資生堂は2005年から、このアデノシンを含有した『薬用アデノゲン』という育毛トニックを販売しています。
現在はリニューアルされ『アデノゲンEX』という育毛トニックが医薬部外品として販売されています。
『アデノゲン』のシャンプー、コンディショナーは一般の化粧品扱いですが、やはりアデノシンが含有されています。
『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版』では、男性に『B』、女性には『C1』という評価を受けています。
男性のみならず女性の薄毛にも使用できることがポイントです。
参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版』
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012』
・小澤王春.『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典』
・European Commission.Simple Search
・資生堂.発毛促進因子の産生を高めて男性型脱毛を改善する新規育毛成分『アデノシン』を開発
・資生堂.男性用スカルプケア「アデノゲン」よりハリ・コシを与え強い髪へ導くシャンプー・コンディショナーを新発売!
・日本皮膚科学会ガイドライン.男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版