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トラネキサム酸

トラネキサム酸

別名 トラネキサム酸セチル塩酸塩
配合目的 収れん剤、皮膚コンディショニング剤、美白剤、その他
対応するお悩み 美白、日焼け

トラネキサム酸は主に『肝斑(かんぱん)』という女性特有に現れる左右対称に現れる頬や目の周り、上唇にできるシミ、くすみに用いられます。『トランシーノ』と言う商品名でドラッグストアでも販売もされています。(トランシーノホワイトにはトラネキサム酸が入っていませんのでご注意ください。)低用量ピルの使用や妊娠中、更年期など女性ホルモンのバランスが変化する年代に肝斑は現れやすいく、30~40代の方を中心に使用されることが多いお薬です。

基本的には飲み薬として朝昼晩の食後に飲みますが、現在、顔に直接塗布し、イオン導入を行っている美容皮膚科も見受けられます。トラネキサム酸の美容液をビタミンCなどと一緒に、医師の管理下、皮膚へ直接塗布します。美容皮膚科では『トランサミン』、もしくは『トラネキサム酸』といつ名称の医薬品をいただけます。

肝斑へのトラネキサム酸の作用機序は、主にプラスミノーゲンの活性化抑制にあります。どういうことかというと、シミができるメカニズムの、かなり上流で反応を止めてくれると言えます。この反応が止められないと、最終的にメラノサイトというシミを作る工場細胞を大きく成長させてしまいます。また、メラノサイトを実験的に増殖させていたところ、トラネキサム酸によってその増殖が抑制されたという報告もあります。メラノサイト自体に何か働きかけている可能性も示唆されています。

日本の病院では、トラネキサム酸は風邪をひいた時の咽頭痛(いんとうつう)を改善するために処方されることが多いです。トラネキサム酸は肝斑だけに使用される薬ではありません。咽頭痛という理由ならば保険が適用されますが、肝斑治療の目的では保険が適用されませんので注意が必要です。トラネキサム酸の薬代は、自費ですとおおむねひと月5000円程度です。トラネキサム酸は咽頭痛以外には蕁麻疹や生理過多などの出血止めとして処方されることもあります。

肝斑治療として飲む量は、1日750mgから1500mg、これをまず1ヶ月継続して様子を見ます。少しでも薄くなっている場合はしばらく継続をし続けます。人によっては年単位で継続します。病院によっては、休薬期間と言う薬を飲まない時期を設け、また飲むのを再開します。服用をやめると可逆的に肝斑が再発します。副作用はあまりない方ですが、過去に脳梗塞や心筋梗塞、下肢静脈血栓症を患ったことのある方は使用を避けた方が良い場合がありますので医師と相談しましょう。軽い胃腸の不快感を感じる方もいます。

余談ではありますが、このトラネキサム酸を飲んでいる方は毎年の花粉症が軽くなる、と仰る方もいます。

監修者
薬剤師・二宮
薬剤師・二宮
現役薬剤師として調剤薬局に勤務。過去には漢方薬生薬認定薬剤師、漢方アドバイザーの資格を活かし漢方薬局でも勤務。現在は化粧品成分検定1級合格を活かし、薬用化粧品の成分を中心に解説を行う。美容や健康に役立つ商品を成分からアドバイスすることが得意。
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