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プラセンタ

配合目的 皮膚コンディショニング剤、保湿剤、その他
対応するお悩み 乾燥、日焼け

プラセンタとは

プラセンタは主に豚の胎盤から抽出されるエキスです。主な成分として、アミノ酸やビタミン類などを含んでいます。成分の内訳は、抽出する動物や精製方法により異なります。

プラセンタの種類

豚プラセンタ

最も多く流通される、一般的なプラセンタです。
日本製の場合、しっかりと管理された品質を選ぶ基準として「SPF豚」があります。厳格な管理下で飼育されているので、品質が高いとされています。

馬プラセンタ

豚と比較して出産数が少ないため、馬プラセンタは非常に高価になる傾向があります。
プラセンタに利用される馬のほとんどはサラブレッドであり、血統もはっきりし、品質・栄養管理も整っていることが多いです。

羊プラセンタ

ヨーロッパや北米で人気の高いプラセンタです。
羊も病気にかかりにくい動物なので安全性は高いものの、日本においては、狂牛病問題以降流通量が激減しました。

海洋性プラセンタ(マリンプラセンタ)

卵を包んでいる「卵巣膜」という部分を「海洋性プラセンタ」と呼んでいます。
卵を育てるために必要なアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などの栄養成分があり、健康維持に役立つ素材として知られています。 動物からのプラセンタとは違い、成長因子は含まれていません。

植物性プラセンタ

植物の「胎座」という部分を使用したものを「植物性プラセンタ」と呼んでいます。
豊富な栄養素が期待でき、動物性プラセンタ同様にアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。

プラセンタの効果・働き

化粧品

塗布する化粧品においては、以下の働きが期待できます。

・保湿
・皮膚細胞の活性化
・皮膚代謝向上によるシミ・そばかすの改善

注射

美容領域の注射においては、シミ・シワ・ニキビの予防、皮膚代謝向上による美白が期待できます。

肝炎や更年期障害などの治療にも活用されています。

ウシ由来プラセンタとヒト由来プラセンタ

BSEとウシ由来成分の規制

狂牛病(BSE)により、平成13年10月、日本では化粧品に一部ウシ由来成分を配合することを禁止としました。
ウシ由来のプラセンタエキスは、『(1)原産国を問わず、使用してはならないウシの部位を含む成分』に該当します。
プラセンタのほか、ウシ由来のコラーゲンにも一部規制がかかっています。

ヒト由来プラセンタのリスク

ヒト胎盤(プラセンタ)を採取する際には、ヒト胎盤を原料としていることに由来する感染症の危険性を完全に排除することができないことから、疾病の治療上の必要性を十分に検討の上、必要最小限の使用にとどめてください。

また、ヒト組織由来のタンパク・アミノ酸製剤であるためショック症状を起こすことがあります。異常が認められた場合には投与を中止し、状況を観察して適切な処置を行なってください。

参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版』
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012』
・独立行政法人医薬品医療機器総合機構.胎盤加水分解物
・クラシエのプラセンタ.プラセンタを考えるコラム
・Kampoful Life.[薬剤師執筆]内面美容の女王「プラセンタ」で “美肌”と“湧き出るキレイ”が手に入る理由を徹底解説
・カシー化粧品.どうしても伝えたいプラセンタ美容液の選び方と使い方
・マチノマ大森内科クリニック.プラセンタ注射をお考えの患者様へ
・日本赤十字社 大阪府赤十字血液センター.ヒト胎盤(プラセンタ)由来製剤について
・わたなべ内科クリニック.プラセンタ療法
・独立行政法人 医療品医療機器総合機構.一般用医薬品・要指導医薬品 情報検索 
一般用医薬品・要指導医薬品 情報検索 胎盤加水分解物「ラエンネック インタビューフォーム」
・厚生労働省.ウシ等由来成分を原料として製造される医薬品、医療用具等の品質及び安全性確保の強化に係る承認申請等の取扱いについて

最終更新日:

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