透明で潤うお肌へ!ハトムギ洗顔アイテムおすすめ13選
- ヨクイニン
- ざらつき
- ニキビ
配合目的 | 角質溶解剤、その他 |
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対応するお悩み | ざらつき、ニキビ、シワ・たるみ |
サリチル酸マクロゴールは、ケミカルピーリングに使われる成分です。
ニキビや小じわ、肌のざらつきなどを改善する目的で3~4週間に1度程度、美容皮膚科で塗布してもらうことができます。
グリコール酸や乳酸のピーリングでは刺激が強く感じてしまう方や、アトピー肌や敏感肌の方にお勧めできます。
サリチル酸マクロゴールのピーリングは、『サリチル酸』と言う成分の角質軟化作用を利用しています。
サリチル酸には角質を柔らかくする働きの他に、肌などの炎症を鎮める働きがありますので、アトピーやニキビなどの炎症があるお肌にも使えるのが特徴的です。
お顔のピーリング以外にも、サリチル酸50%などの濃いサリチル酸の薬が魚の目やタコ、イボ取りに使われることもあります。
化粧水やクリームなどに1%程度含まれていることもありますが、その場合は炎症を抑える働きを狙って作られています。
ピーリングを目的にサリチル酸を使うのであれば皮膚科などで、20~35%など濃いめのサリチル酸を使用する必要があります。
サリチル酸をエタノールに溶かしたものをサリチル酸エタノール、サリチル酸をマクロゴールに溶かしたものをサリチル酸マクロゴールと言います。
サリチル酸エタノールは肌の奥の方まで届くのですが、さらに血液の中にまで入ってしまうことが心配されています。
ただし効果はマクロゴールよりも良い、という場合もありますので、医師と相談してどちらでピーリングを行うか決めます。
サリチル酸マクロゴールの方は、肌の角質層という比較的浅い深さまでしか浸透しませんので安心して使えます。
マクロゴールは一般的な塗り薬のベースに使われるもので、調整次第で水っぽくも油っぽくもなります。
この粘稠度はそれぞれの美容皮膚科で独自に調整されていることもあります。
またケミカルピーリングに関しては、濃度が濃すぎたり、浸透時間が長すぎたりすると、肌がヒリヒリとし、痛みや熱をもち、ひどい場合には化学やけどという状態になることもあります。
家庭用をうたうピーリング剤もありますが、効果とピーリング剤の強さは比例しますので、皮膚科で医師から施術を受けるようにしましょう。
参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版』
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012』
・小澤王春.『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典』
・European Commission.Simple Search
・古川福実.日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドライン(改訂第3版)