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ヘパリン類似性物質

配合目的 皮膚コンディショニング剤
対応するお悩み 乾燥

ヘパリン類似物質とは

ヘパリン類似物質は、近年、保湿成分として主流となっています。

子供から高齢者まで、また、顔を含めた全身に使う事の出来る成分として保湿薬の第一選択成分となっています。
特段刺激などの副作用も無く、処方箋の必要な医療用医薬品だけでなく、ドラッグストアでも皮膚科と同程度の濃さのものが手に入ります。

ヘパリン類似物質の効果と働き

この成分は、そもそもドイツにて発売されました。
血行促進作用があり、傷跡の修復・静脈炎・血栓症の改善を目的に1949年に発売が開始され、その後1954年に日本でも販売が開始されました。
その後の研究で、角質の水分保持作用を増強させることが分かり、乾燥肌や皮脂欠乏症の方に広く使用されるようになりました。アトピー性皮膚炎や敏感肌の人を中心に高頻度で使用されています。

ヘパリン類似物質を含む製品

ドラッグストアで購入できる市販薬に、シミ対策のクリーム『アットノン』がありますが、実はこのヘパリン類似物質が含まれています。
保湿薬として有名なヘパリン類似物質なのですが、この成分には先にも述べた通り血行促進作用があり、色素沈着部分の血行を良くして傷などの修復を早める働きもあります。シミ対策のクリームにビタミンEやビタミンCなどと一緒に含有されていることが多いです。他には『ヘパソフト』や『HPクリーム』など30以上の製品に含まれています。

医療用医薬品としては『ヒルドイド』というシリーズが有名です。
乾燥肌や角質の異常角化、傷跡の色素沈着予防、シミ対策、静脈瘤のマッサージクリームなど、その使用方法は本当に多岐にわたります。現在はクリーム状のものだけでなく乳液や、無色透明のローションタイプ、泡で出てくるタイプなど本当に多くのテクスチャーで販売されています。

ヘパリン類似物質の豆知識

ところでこのヘパリン類似物質は、たいてい、濃さが『0.3%』程度となっています。つまり言い換えると残りのほとんどの成分はこれ以外の成分からできています。同じヘパリン類似物質という有効成分を同じ濃さ使用している製品でも、その他の成分が異なりますから、使い心地に差が出てきます。

また、この『ヘパリン類似物質』という名前に、疑問を感じられる方も多いと思いますが、これが正式名称なのです。そもそも『ヘパリン』という成分があり、これは血行促進のお薬として医療機関で使用されていますが、これと化学的な構造が似ているのでこの名前になりました。『ヘパリン』という成分とは別物と考えてください。

参照
・宇山侊男ほか.『化粧品成分ガイド 第6版
・鈴木一成ほか.『化粧品成分用語事典2012
・小澤王春.『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
・European Commission.Simple Search
・光井武夫.『新化粧品学 第2版
・朝田康夫. 『美容の医学 美容皮膚科学辞典
・宮地良樹ほか.『美容皮膚科学
・高久史麿ほか.『治療薬マニュアル
・マルホ株式会社.医薬品インタビューフォーム ヒルドイド®︎

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