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スクワラン

スクワラン

別名 スクアラン
配合目的 エモリエント剤、リファッティング剤、皮膚コンディショニング剤、保湿剤、油剤
対応するお悩み 乾燥、シワ・たるみ、ハリ・弾力

スクワランはとても伸びが良く、べたつきにくいオイル状の成分です。お肌の保護作用や、小じわの改善に期待ができます。刺激が少なくアトピー性皮膚炎の方にも使用できる、との報告もあります。

スクワランはよく似た名前の『スクワレン』としばしば混同されてしまいますが、別の成分です。スクワランは別名、スクアランとも言います。スクワレンを水素添加した硬化油がスクワランです。

そもそも私たちの肌にはスクワレンが皮脂として存在します。しかしこのスクワレンは紫外線やストレスなどで酸化されてしまうと肌荒れ、肌老化につながってしまいます。そこでスクワレンよりも酸化しにくく、熱にも安定した成分、スクワランが上質な保湿化粧品、石鹸などに使用されています。意外なところではしっとりしたティッシュにも使用されています。スクワランは単体でも使用できますし、また、他の成分と混ぜて使用することもできます。また、スクワランは医薬品の添加物としても使用できる成分です。

スクワランは私たちの油の膜、皮脂膜として働くと考えられています。皮脂膜は角質層の一番上でお肌の水分蒸発を防いだり、アレルゲンなどの異物が入り込まないようにする働きがあります。スクワランの他に皮脂膜として使用される他の成分にはワセリンや各種植物油や馬油などがありますが、ベタツキが気になるものも多いのです。その点スクワランはさっぱりとした使い心地でスクワランを使用する時は皮脂膜の下で潤いを保っているセラミドや、天然保湿因子のアミノ酸などの含有された化粧水などを使用して潤いを与えてから、最後に蓋をするように使用するのが良いでしょう。

また、一部のスクワラン商品は小じわに対する効能評価試験済みとなっています。これはスクワラン含有の、目的化粧品を、目尻に浅いしわのある方に2週間以上塗布して、目視でしわ改善を評価する試験方法です。この試験をパスすると『乾燥によるしわを目立たなくする』、と表記できるようになります。浅いしわが気になり始めた方は、この様な小じわに対する効能評価試験済みの化粧品を選ばれるといいでしょう。

ところでスクワランは歴史の長い成分で、1923年に、日本人の辻本満丸博士によって初めて作られました。(辻本満丸博士は、化学遺産第093号に認定されるほど日本の油脂化学に貢献した人物です。)スクワランは似た成分の『スクワレン』から作られます。スクワレンそのものは酸化して劣化しやすい、べたついてくる、変色する、生魚のようなにおいがある、といったデメリットがありますので、このスクワレンを原料に無臭で使い心地の良い安定したスクワランが作られます。原料のスクワレンは鮫の肝油や大豆、オリーブ、米、ベニバナ、綿花、米から摂れますが、植物に含まれているスクワレンの量は少なく、多くは鮫の肝油から作られています。これらの天然物から摂れたスクワレンを材料にスクワランができあがるのですが、この時に天然物に含まれる不純物を取り除くことが大切です。ですのでスクワランの化粧品に、99.9%などといった記載がされていることがります。たとえば鮫に含まれるプリスタンという不純物は皮膚刺激になるとの報告もあり、現在は植物由来のオリーブスクワランなどが注目されています。
また、現在は工業的にも合成がされています。

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