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ポリフェノール

ポリフェノール

別名 多価フェノール
配合目的 酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、その他
対応するお悩み テカリ、日焼け、ハリ・弾力

赤ワインやカカオなどに含まれる『ポリフェノール』ですが、アンチエイジングやお肌のシワ、ハリの低下、病気の予防など、美容にとどまらず健康面からも大変注目されています。

そもそもポリフェノールは大きなカテゴリーの名前で、その中には何千種類ものポリフェノールが存在します。赤ワインのレスベラトロールやチョコレートのカカオポリフェノールなどです。基本的にはどれも『抗酸化作用』を持っているのですが、その抗酸化力が成分によって異なります。

病気に関しては、『フレンチパラドックス』という、高脂肪食を食べる割に、フランス人は心疾患が少ないという矛盾から、研究は盛んになりました。この矛盾は、フランスの赤ワイン消費が圧倒的に多いという点から赤ワインのポリフェノールとの関連性がフレンチパラドックスの仮説となりました。このポリフェノールの抗酸化作用が私たちのがんや心血管系イベント、糖尿病やアルツハイマー型認知症、白内障や加齢黄斑変性症などの治療に一役買うのではないか、と期待されています。今のところはまだ、はっきりとした治療効果は証明されていませんが、日本には『エダラボン』という抗酸化作用を利用した脳梗塞後の治療薬があるのは興味深い事です。

お肌に関してポリフェノールは、『シワ』や『たるみ』などの弾力にかかわる分野で注目されています。『肌の酸化』というと、漠然と『肌がさびる・・・?』と想像される方も多いと思いますが、具体的にはシワ、ハリや弾力の低下、などのいわゆる老化現象で生じてくる肌トラブルに影響をもたらすことが分かっています。私たちは日々、紫外線や喫煙、排ガスやストレスなどといった酸化ストレスを多く生じさせる環境にいます。この酸化ストレスにより活発なフリーラジカルが生じ、お肌の皮膚組織であるコラーゲンの架橋の破壊、エラスチンの変性、グリコサミノグリカンの切断、など、ハリの低下やしわの原因となる反応を引き起こしてる、という説があります。現にポリフェノールのエラグ酸などが含有されたアンチエイジング化粧品も話題となっています。

ポリフェノールに限らず、抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンE、アスタキサンチンやコエンザイムQ10などもシワやハリの低下を予防するのでは?と考えられ、エイジングケア化粧品を大いに賑わせています。

◆ポリフェノールと美白
ポリフェノールは何千種類もあり、その種類によって働きが異なります。
一部のポリフェノールにはチロシナーゼ活性阻害作用があります。

チロシナーゼとは、肌にシミができるとき、メラノサイトというシミを作る細胞の中で働いている酵素です。
シミを作り出すうえで大切な酵素です。すべてのポリフェノールにチロシナーゼ阻害作用があるわけではなく、また、チロシナーゼを強く邪魔するポリフェノールと少しだけ邪魔をするポリフェノールなど様々に存在しています。美白化粧品や日焼け止めなどにこの様なチロシナーゼ阻害活性を狙ってポリフェノールを配合することがあります。

・アセロラのシアニジン3ラムのシド、ベラルゴニブニユラムノシド
・ローズマリーやシソのロスマリン酸
・甘草のグラブリジン、リコカルコン
・マルバハギのハギニンA
・クララ(苦参)のクラリジン
・桑のオキシレスベラトロール
・ローズヒップのプロアントシアニジン
上記の様なポリフェノール成分にチロシナーゼ活性阻害作用が認められ、美白効果への更なる応用が期待されています。

◆ポリフェノールと紫外線
そもそも紫外線は日焼けのもと、しみのもと、肌老化のもと、皮膚がんのもと、などなど様々なトラブルのもとになります。
近年注目されているのが、ポリフェノールの紫外線による有害事象を抑える働きです。ポリフェノールには紫外線などによって発生する『活性酸素が作られないように』する働きと、さらに、できてしまった『活性酸素を除去する働き』があります。実際にポリフェノールの塗布や食事からの摂取で紫外線による炎症や酸化、DNA損傷を防ぐ働きが報告されれています。特によく研究されているのが緑茶のカテキン類、ブドウの種に含まれるプロアントシアニン類、ブドウの皮やピーナッツ、赤ワインに含まれるレスベラトロールなどで、紫外線による皮膚の炎症や光老化のみならず、将来的な皮膚がんリスクも軽減するという報告もあります。外用の日焼け止めに変わる、とまでは行きませんが、日焼け止めと一緒に意識的にポリフェノールをとることで日焼け止めを塗り忘れた部分の炎症を防いだり、日焼け止めを塗れない目や頭皮などの紫外線予防にも役立ちそうです。

◆以上の様なポリフェノールの美白効果、紫外線による有害事象の予防効果から、サプリメントに配合されたり、化粧水、日焼け止めなどに配合されるようになっています。ポリフェノールによっては腸から吸収されにくいものや、化粧品にするには溶けが良くないものなどがあり、各社研究を重ねて吸収性や溶けやすさなど改善した商品を開発しています。

ポリフェノールを果物やお茶など食事から摂取する分には問題ありませんが、サプリメントでたくさん飲んだからと言って、その量に比例して効果が表れるかは分かっておらず、また、ポリフェノールの様なある種の抗酸化作用を持つ成分をたくさん摂取することによって、特定の病気になり易くなってしまったという報告もあります。ポリフェノールサプリメントは摂取量を守って飲み、出来るだけ果物などの食事からたくさんのポリフェノールをとるようにしましょう。

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